「うつ」かもしれない~死に至る病とどう闘うか~ (光文社新書) の感想

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タイトル「うつ」かもしれない~死に至る病とどう闘うか~ (光文社新書)
発売日2014-03-14
製作者磯部 潮
販売元光文社
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購入者の感想

うつ病になってから、よくなったり悪くなったりを繰り返しています。

多くのうつ病の本は軽症うつやうつ傾向の方向けに書かれていて、「こうすることでこんなに簡単に治った」みたいな症例が多いので、それを見るたびに、うつはそんなに簡単な病気じゃない。もっと深刻だ。と思っていました。

こうすれば治る、と言われてもできないのが辛くて情けなくて余計苦しくなるのでうつの本はしばらく読みませんでした。

「死に至る病」との言葉にひかれて買いました。

この本には、長期化するうつのことも書いてあります。

そして、自殺してしまう人がいることも強調しています。

しかし、治らない病気だと言っているわけではありません。

上手く治療すれば予後は良好なのだということがきちんと書いてあり、心強いです。

私はこの本を読んで、なぜ私はうつを長引かせているのか気付きました。

少し調子がよくなったときに、焦ってすぐに無理をして社会に復帰してしまうせいだと思う。

だから、今度はゆっくり、じっくり、120%まで回復できるまで、自分をいたわろうと思うことができた。

そして、うつ病は決して巷で言われているような「心の風邪」で済まされるほど簡単な病気ではないことを教えてくれます。

このことで救われるうつ病患者は多いのではないでしょうか?

是非、一人でも多くの人に読んで、うつ病に対する正しい認識を持って欲しいです。

うつ病は、患者とその周りの人だけの問題ではありません。

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