善人ほど悪い奴はいない ニーチェの人間学 (角川oneテーマ21) の感想

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参照データ

タイトル善人ほど悪い奴はいない ニーチェの人間学 (角川oneテーマ21)
発売日販売日未定
製作者中島 義道
販売元角川書店(角川グループパブリッシング)
JANコード9784047102491
カテゴリ人文・思想 » 哲学・思想 » 西洋思想 » 西洋哲学入門

購入者の感想

善人のタイプを記述して、善人のイメージ像を浮かび上がらせる試みだけれど、
"じゃあそれと反対の性質をもった、こういう人間が強者であるのかな"と想定後に、
「いや、それも善人だよ」と言われてしまうという。
弱者=善人と、わざと暴力的に等号を配置するが、本を読み終わったときには、
弱者=善人=人間といった、錯綜した結論となる、ある意味では弱者の生存肯定の本に思われた。
中島先生はこの本では、ほとんどの人間を、善人という檻に収監して、それでようやく安心している。

個人的には、中島先生がニーチェと同レベルの酷い卑劣漢に思えて、憎み始めたかもしれない。
本人も自分が卑劣であると承知してるからこそ、この本のように、血で文章を書く行為ができる。
このレビューを書いている人間も卑劣であって、善人を見下す論理を構築しようと本を買ったら、
自分が紛れもなく弱者=善人だったことを突きつけられてしまった!

中島さんの本はよく読むのですが、今回も面白かったです
ですが、中島さんが語る女性像(?)にはちょっと違和感を感じます。
中島さん曰く「女性は対立を好まず、自分の周りで対立が起きるとすぐパニックになる」うーん・・・さすがに小説や映画に出てくる女の人を見過ぎではと思う。
自分は現代の若者の一人で友達も少ないけどいるし、女性の知り合いもいるけど、女性ってむしろ対立、陰口が大好きなようなイメージがある(これも偏見かもしれないですけど)
大好きというか女性の人間関係は男性以上に複雑で見た目仲良さそうに見えても腹の中じゃ何を考えているのかわからないところが多いし、いつも一緒にいる人の悪口を別なとこで言っていたりする
男性は意外にさっぱりしているけど、女性はお互いを常に牽制し合っていて争い好む傾向があると思う
中島さんは別な本にも「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラのような女性が多いとかうんぬん語っていたが、あれは映画の話であるし、ああいう女性もいるとは思うけど少ない気がする

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