かっこいいスキヤキ (扶桑社コミックス) の感想
参照データ
タイトル | かっこいいスキヤキ (扶桑社コミックス) |
発売日 | 2013-10-12 |
製作者 | 泉 昌之 |
販売元 | 扶桑社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
まず、タイトルに惹かれない人は存在するのか?
と言わんばかりのナイスネーミング。
自己の世界に浸りこみ、100%主観的男が主役の
スキヤキを巡るうっとうしさ全開の熱い情熱。
執拗なまでの執着心からは小さい男感が溢れ出ておりますが
なぜか憎めない辺り、これぞ男が本来あるべき姿。
極上のグルメ本?でしょう。
何度読み返しても飽きない人間心理とシュールな設定に脱帽・・・
と言わんばかりのナイスネーミング。
自己の世界に浸りこみ、100%主観的男が主役の
スキヤキを巡るうっとうしさ全開の熱い情熱。
執拗なまでの執着心からは小さい男感が溢れ出ておりますが
なぜか憎めない辺り、これぞ男が本来あるべき姿。
極上のグルメ本?でしょう。
何度読み返しても飽きない人間心理とシュールな設定に脱帽・・・
チマチマとした重箱の隅をつつくような情けないオカシサを描かせたら、日本一?のコンビ泉昌之の初期作品集。80年代初期に発表された作品が中心である。
トレンチコートの男が夜行列車で駅弁を如何にして上手に食べようとひとり悩む姿を描いたデビュー作『夜行』。「みんなテメーがどれだけ(スキヤキの)肉喰うかばかり考えやがって」と主人公(=学生時代のトレンチコートの男)が心の中で絶叫する『最後の晩餐』etc。習作的な作品、読者の年代によっては笑えない作品も確かにあるが、トレンチコートの男が主人公の作品は時代を超えたおもしろさがある。
不器用で几帳面な線で描かれる絵も好き嫌いが分かれるかもしれないが、マンガ好き(特に大人)であれば避けて通ってはならない作品ではなかろうか。
トレンチコートの男が夜行列車で駅弁を如何にして上手に食べようとひとり悩む姿を描いたデビュー作『夜行』。「みんなテメーがどれだけ(スキヤキの)肉喰うかばかり考えやがって」と主人公(=学生時代のトレンチコートの男)が心の中で絶叫する『最後の晩餐』etc。習作的な作品、読者の年代によっては笑えない作品も確かにあるが、トレンチコートの男が主人公の作品は時代を超えたおもしろさがある。
不器用で几帳面な線で描かれる絵も好き嫌いが分かれるかもしれないが、マンガ好き(特に大人)であれば避けて通ってはならない作品ではなかろうか。