ドグラ・マグラ -まんがで読破- の感想
参照データ
タイトル | ドグラ・マグラ -まんがで読破- |
発売日 | 2013-06-28 |
製作者 | 夢野久作 |
販売元 | イースト・プレス |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
本書と映画化作品は、原作小説に対して、同じようなスタンスにある。
つまり、小説は絶対であり、その補助のための存在、ということだ。
ストーリーの大筋を理解するためには、本書を読むのや映画を見るのも良い。
しかし、久作の本質は、本書では分からない。
久作がテーマとした「狂人の解放治療」についての思索は、小説の「キチガイ地獄〜」や「胎児の夢」やらを読んで、なおかつあの独特の文体で綴られた文章を読んでこそ、理解できる。
しかし、小説を読んでも、難解にすぎて、なかなか具体的なイメージが読んでいる間に浮かばないのが事実である。
だから、本書や映画でヴィジュアルイメージを作っておいてから、小説の例のあたりを読んでいけば、かなり違うと思う。
小説版は、途中で挫折する読者が多いらしい。
私は2回読んでいるが、一度通して読んでしまうと、たとえ十分には理解できなくても、再読がしやすい。
そして本作は、再読したときに、その本質がきちんと理解できる作品ある。
その再読時の補助として、本書はかなり役に立つのではないだろうか。
けっして、本書だけで久作を、「そして「ドグラ・マグラ」という作品を、理解したとは思わないでほしい。
もし最初に本書を読んだのであれば、ぜひ小説にも手をだしてもらいたい。
そして、久作の文体に酔ってほしい。
そう、あの独特の文体は、やみつきになると酩酊感を感じるのだ。
つまり、小説は絶対であり、その補助のための存在、ということだ。
ストーリーの大筋を理解するためには、本書を読むのや映画を見るのも良い。
しかし、久作の本質は、本書では分からない。
久作がテーマとした「狂人の解放治療」についての思索は、小説の「キチガイ地獄〜」や「胎児の夢」やらを読んで、なおかつあの独特の文体で綴られた文章を読んでこそ、理解できる。
しかし、小説を読んでも、難解にすぎて、なかなか具体的なイメージが読んでいる間に浮かばないのが事実である。
だから、本書や映画でヴィジュアルイメージを作っておいてから、小説の例のあたりを読んでいけば、かなり違うと思う。
小説版は、途中で挫折する読者が多いらしい。
私は2回読んでいるが、一度通して読んでしまうと、たとえ十分には理解できなくても、再読がしやすい。
そして本作は、再読したときに、その本質がきちんと理解できる作品ある。
その再読時の補助として、本書はかなり役に立つのではないだろうか。
けっして、本書だけで久作を、「そして「ドグラ・マグラ」という作品を、理解したとは思わないでほしい。
もし最初に本書を読んだのであれば、ぜひ小説にも手をだしてもらいたい。
そして、久作の文体に酔ってほしい。
そう、あの独特の文体は、やみつきになると酩酊感を感じるのだ。