The Super Audio Collection, Vol. 4 の感想

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これこそが、SACDの本来の音だと認識できる、
本SACDはそんな製品だ。

音が低音から高音まで、実にクリアで艶やか。
一つ一つの音がはっきりすると供に、音が気持ちよくなる。
なんとも素敵な音だ。

DSD録音・DSD編集したSACD(所謂DDD）だけが、本当のSACDの音を出せる。
DSD録音していないSACD（ADD）等は、SACDの本来の実力を引き出せていないのだ。
巷には、そんな「ADD」のSACDが溢れ返っている。

その点、本SACDは「完全」なSACDだ。
その実力をじっくり味わうことができる。

本SACDを聴いていて思うのは、
どんなにオーディオシステムやケーブル、電源等にお金をかけても、
音源がいまひとつだと、結局宝の持ち腐れでしかないということだ。

本SACDは、音源の質が如何に大事なのかを、知ることができる1枚であろう。

星4つの理由は、
多くの曲が途中で、フェイドアウトしてしまう点だ。

もっと聴いていたいのに、途中でフェイドアウトしてしまうなんて…
聴いていて気持ちが良くなるのと同時に、
もっと聴いていたかったのに…、とストレスを感じてしまう点だ。

とは言え、SACDの音とはどんなものなのかを体験する為には、お勧めできる一品である。
（ただし、SACDプレイーを保持している方に限る。）