パース!2: マンガでわかるもっとディープな遠近法 の感想

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　「パース！マンガでわかる遠近法」の続編になります
前作同様全編マンガ形式で遠近法について解説してあり面白いのですが
扱っている内容がかなりマニアックです、実際の所マンガやイラストに役立つのは
追加消失点、陰影、反射のパースの取り方と場合によっては魚眼パースのあたりまでかと思います
他はアナモルフォーシス（パースを利用しただまし絵）の描き方やマンガよりむしろ製図などで見る
平行投影の描き方など（作中でマグも言っていますが）まずマンガでは使わないような
マニアックなパースの解説が全体の半分を占めています。
なので技法書としてはルーミスの「初めてのイラスト教室」のほうが参考になると思いますが
実践に基づいたパースの理論書としては非常に読み応えがあり、感覚的な説明が多いパース関係の本
の中では稀な一冊です
また最後の章ではコンピュータを使ったパースの取り方や３ＤＣＧにも触れています
マンガを描く上での技法書としては過分な部分が多いので星４にしましたが
内容自体は十分に優れたものです。