ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 [DVD] の感想

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参照データ

タイトルジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 [DVD]
発売日2012-12-05
監督オリヴァー・パーカー
出演ローワン・アトキンソン
販売元ジェネオン・ユニバーサル
JANコード4988102104467
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » コメディ

購入者の感想

ジョニーが帰ってきた! 前作からなんと8年も経っている。なぜそんなに時間がかかったかというと、6年ほど前、ジョニーはモザンビークのミッションで大ヘマをやらかし、SIRの称号を剥奪された上、英国情報部員の職を解かれていたのだ。それからずっと、ジョニーは過去と訣別すべく、ヒマラヤの奥地の道場で修行に励んでいた。この道場は精神と肉体の鍛錬を日々行うところで、究極の目的は精神で肉体や苦痛をコントロールすることだった。ただ、職を解かれたジョニーにとって、いつまでつづくとも分からぬ修行の日々であった。と、ある日、ご師匠のところにEメイルが入り(ヒマラヤの奥地で!)、情報部に呼び戻されることになった。。。 
この映画は、アトキンソンの映画の中でも、最も良くできたものの一つだと思う。かつての映画では、MR.BEANのネタの焼き直しが多く、”これ知っている”という安心感はあるものの、やや食傷気味の感が否めなかった。その点、この映画では、ジョークも新作揃いで、新鮮であった。伏線も多く、笑いに深みがある。またアトキンソン自身、コメディアンが映画に出ている、というよりも、一人の俳優になったと成長が感じられる。情報部の建物や、スパイ道具、アクションもボンド映画顔負けの”本物ぶり”で、うっかりするとコメディーであることを忘れてしまうほどディーテールに凝っている。それだけにジョークが引き立つ。ジョニーは前作同様、強い愛国心や義務感があるものの、主席エージェント(スパイ)に対しては憧れと劣等感の様なものを持っている。この辺の心理描写も丁寧で、ただのパロディー映画というよりは、一つの歴とした映画になっている。ヒロインとのやり取りには前作との共通点が見られ、この部分は安心してみられる”寅さん映画”の様に様式が確立されてきている感じがする。アトキンソンには、別ジャンルも開拓する一方で、このシリーズの続編も続けてほしい。ジョニーの運動能力は飛躍的に高まっており、前作よりもアクションの見応えがある。これはヒマラヤでの修行の結果、と思うと妙に納得がいく。そもそもアトキンソンは体が柔らかく、結構変な姿勢がとれるのでCG無しに芸を見せてくれる。顔の表情を作るのも(もちろん)秀でており、歴代ボンドの雰囲気をよく特徴をつかんで魅せてくれる。

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