この地球(ほし)にすんでいる僕の仲間たちへ―12歳の僕が知っている自閉の世界 の感想

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参照データ

タイトルこの地球(ほし)にすんでいる僕の仲間たちへ―12歳の僕が知っている自閉の世界
発売日販売日未定
製作者東田 直樹
販売元エスコアール
JANコード9784900851320
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

購入者の感想

本書の「まえがき」の半分と第6章と第7章は、美紀さんが書かれています。わたくしが読んだ限りでは、美紀さんが登場するのは本書だけだ、と思います。直樹さんを側で支える立場からのお母さんの経験を綴った言葉なので、自閉症の理解が多層的となり、理解が深まりました。本作品は、自閉症理解の必読書だと思います。

もしも「この地球(ほし)にすんでいる僕の仲間たちへ」、この本をまだ知らない自閉症の子供と歩み始めたばかりの親御さんが居たら、躊躇せずにこの本を開いて下さいって声をかけてまわりたいです。直樹くんの心の言葉はもとより直樹君のお母さんの並々ならぬ努力の足跡に、本を持つ手が震えました。発行済みの本をいっぺんに入手して半日読みふけりました。一冊を一気に読み終えるまで、無茶苦茶な時間はかからなかったはずなのに朝したはずの化粧はきれいに流れてしまいました。自分の子供の気持ちが推し量れない悔しさをいったいどれ程の人が体験したでしょう。もちろん同じ自閉症と診断を下されてはいても、一人と同じお子さんはいないのですから、まるで当てはまらない子供さんもたくさんいるかもしれません、けれど読み終えたあと、間違いなくもう一度我が子を抱きしめたくなるに違いありません。そして明日を向いて歩いていけそうな勇気がフツフツ湧いてきます。ありがとう直樹くん、直樹くんのお母さん、本当にありがとう。

「自閉の子は見かけよりもとても苦しんでいます。」

この本は、自閉症である直樹くんが実際に書いた本です。

直樹くんが、上記のように書いたのは、今までに大きな

困難にぶつかり苦労したからだと思います。

自閉症の障害がある方でも、人が好き、とあります。

コミュニケーションを上手にとることができない、

かんしゃくを起こしてしまう・・・、そういうことが

あるのですが、根底では人が好きだと私も思います。

人と関わることが障害により阻害されているのです。

自閉症という特性をふまえ、絵で表現したり、

文章を紙に書いて伝えることも大切だと思いました。

しかし、自閉症といっても個人差があるので、

その人、その人にあった支援を考えていく必要があります。

本書にはDVDもついています。

直樹くんがパソコンで文章を書いているとひまわりころ。

向日葵の絵を描いて色を塗っているところ。

こういったものを通して知ることも大切だと思います。

障害に関する知識を身に付けることは大切ですが、

それ以上に、障害について知りたい、勉強したい、

可能な範囲でできることを手伝いたい、という

気持ちをもつことはもっと大切だと思います。

少しでも多くの人が障害について興味をもつと

障害者にとって住みやすい「地球」になるでしょう。

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