ごちそうさんメモリアルブック (NHKウイークリーステラ臨時増刊4月29日号) の感想

素晴らしい出来ばえ、完成度です！！

今週のお皿と題して、毎週登場した、美味しそうな食事が
たくさん出てきます。

イチゴ、スコッチエッグ、納豆、おにぎり、フォン、鯛料理、
水なす、焼氷、ハモニカ、鰯料理、関東煮、がわがわ、
梅料理、カスタード巻き、牡蠣の土手鍋、氷出し玉露、
しょぼ焼き、かぼちゃスープ、柿の葉寿司、ローストビーフ、蛸料理などなど。

西門家の、静VS和枝の、後妻VS小姑の対談は面白いです。
今だから話せる対談になっています。

和枝のいけず列伝は、なかなか面白いページです。
各場面ごとに、5段階評価で、台詞と共に、
いけず度合いが数値化されてて、笑えます。

こだわり小道具あれこれとして、鍋、やかん、
手袋、下駄の鼻緒などが登場。
何度も穴があいたり、ほつれたりして、修繕して使ったようです。
写真のアップが掲載されていて、よく見ると、修繕のあとが
確かにあります。大事に使っていたんですね。
また、め以子の料理ノートは、1年で1冊という設定らしく、
全部で二十冊作ったらしいです。

オフショット写真集では、杏さんが、実際にドラマの中で
作った料理を、つまみ食いしている写真があります。
なんだか、微笑ましいシーンです。美味しそうに食べています。

脚本を書いた森下佳子さんのインタビューは、良かったです。
「人を守るとはどういうことか」ということを描きたかった、
と語ってくれています。それを、あえて今の時代に、
専業主婦を描くことで、表現したようです。

どのページにも、ふんだんに写真を盛り込んだ、オールカラーです。
写真はどれもとても綺麗です。アングルやシズル感が、
よく伝わってきて、魅力的です。

出演者の方々のインタビューも、十分に楽しませてくれます。

思い出す名場面は多いですが、そのシーンを、

ごちそうさん関連の本はほぼ書店で売り切れになるので、今回もネット購入し今日無事着きました。
他のレビュアーの方も書いておられるとおりの、オールカラー＆写真満載１１８ページはなかなか見応えがありました。
もう、記憶のかなたに飛んで行ってしまったような東京編も、写真が一杯で懐かしかったです。
個人的に「あ-！」と思ったのは、「オフショット写真集！1」です。
和江姉さんの純情を踏みにじった？偽安西演じた古舘寛治さんに、撮影終了後花束を渡すシーンや、室井の下宿で熱を出して寝ているはず？の悠太郎がにやっと笑ってのピースサイン♪・・・など、「へえ・・・」と思えるショットが新鮮でした。

毎週ごとのストーリー解説と、写真も良かったです。
特に私は、第１１週の「大嫌いっていわしたい」第１５週「今日でおわカレー」を懐かしく写真とともに見ました。この二つの回は、食をメインにする「ごちそうさん」にしては珍しく「男女の恋」を描いている、ちょっと艶っぽい回なんですよね。第１１週の偽安西と和江の恋。今二人が西門家に挨拶に来てご馳走を前に微笑んでいる写真を見ると「これで本当に和江姉さんが女の幸せをつかんでくれたらなあ・・・」って今でも思います。（本当に幸せそうなんですもの）。今更だけど、ちょっと残念です。
第１５週は、悠太郎と亜貴子のほのかな恋。この週の悠太郎のショットはとても色気があります。亜貴子を後ろから抱きしめる悠太郎。
自宅に帰り、め以子の作った大好物のすじ肉カレーをほおばる悠太郎。その後ちゃぶ台を拭くめ以子の手を握り締める悠太郎。
これはこの番組に珍しい「男・悠太郎」の回やったんやな・・・と改めて悠太郎ファンの私は思いました。
・・・と言う風に写真を見ながら、それぞれの回を邂逅出来る楽しみがあります。
私はとてもＤＶＤやブルーレイを買うお金もないこともありますが、映像と違って写真はその一瞬の時を切り取り、そしてずっと好きなだけ眺めていられるので、この本は「あーほんまにメモリアルブックやなあ~」と思って今見てます。もうひとつの写真のお勧めはメーンディッシュをもう一品！のよだれが出そうな美味しそうな料理の写真！第一週から第１２週までびっちり載ってます！