新世代努力論 「恵まれた世代」は判ってない。これがぼくらの価値観だ。 の感想
参照データ
タイトル | 新世代努力論 「恵まれた世代」は判ってない。これがぼくらの価値観だ。 |
発売日 | 2014-07-18 |
製作者 | イケダハヤト |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784023312760 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 人生論・教訓 |
購入者の感想
著名なブロガー、イケダハヤト氏による86世代(現在20代後半)の世代論。
本書は世代論の枠を越えて資本主義の世界でどうやって生きるかを考えさせてくれる。
「アラフォー」世代以上の人々の努力
「平等主義の下、競争する努力をする、そうすれば報われるもの」
これからの努力~「やさしい努力」
「やさしさ」とは、自分、他人、社会を取り巻く現実を的確に
認識し、その上で責任を押しつける事をやめようとする態度です。(7ページ)
その人はその人なりに、今、彼・彼女ができる最大限の力で努力をしているものなのです。(79ページ)
ぼくらが本当にすべき努力とは、「没頭」と表現できるようなタイプの努力です。(106ページ)
そしてイケダハヤト氏の覚悟
突然ですが、僕は自分で言うのも何ですが、かなりの努力家です。平日は毎日2万字近い文章を執筆、編集しています。(中略)なぜなら僕は文章を書くのが好きだからです。(70ページ)
20年先に生まれた私にとって
イケダハヤト氏から20年以上先に生まれた私にとっては「努力する事を競争」してきた。バブル崩壊まではその努力の先に夢があると皆が考えられた。今やそれは高度成長期の残滓に過ぎなかった事を知っている。「努力する事を競争」するタイプにものは高度成長という特殊な環境下においては社会的に効率的であったにすぎない、皆がやるべき事が明確だったから。
我々は資本主義経済が超過利潤を簡単には見つけられない、やるべき事が明確でない世界を生きている。そこに必要なのは誰にとっても「やさしい努力」であろう。皆が「好きな事に没頭」した時、世界は「やさしい世界」になる。イケダハヤト氏は「自分は努力家である」と語る時、私は彼の覚悟に共感する。
「若い世代」以上の方にこそお勧めします。
本書は世代論の枠を越えて資本主義の世界でどうやって生きるかを考えさせてくれる。
「アラフォー」世代以上の人々の努力
「平等主義の下、競争する努力をする、そうすれば報われるもの」
これからの努力~「やさしい努力」
「やさしさ」とは、自分、他人、社会を取り巻く現実を的確に
認識し、その上で責任を押しつける事をやめようとする態度です。(7ページ)
その人はその人なりに、今、彼・彼女ができる最大限の力で努力をしているものなのです。(79ページ)
ぼくらが本当にすべき努力とは、「没頭」と表現できるようなタイプの努力です。(106ページ)
そしてイケダハヤト氏の覚悟
突然ですが、僕は自分で言うのも何ですが、かなりの努力家です。平日は毎日2万字近い文章を執筆、編集しています。(中略)なぜなら僕は文章を書くのが好きだからです。(70ページ)
20年先に生まれた私にとって
イケダハヤト氏から20年以上先に生まれた私にとっては「努力する事を競争」してきた。バブル崩壊まではその努力の先に夢があると皆が考えられた。今やそれは高度成長期の残滓に過ぎなかった事を知っている。「努力する事を競争」するタイプにものは高度成長という特殊な環境下においては社会的に効率的であったにすぎない、皆がやるべき事が明確だったから。
我々は資本主義経済が超過利潤を簡単には見つけられない、やるべき事が明確でない世界を生きている。そこに必要なのは誰にとっても「やさしい努力」であろう。皆が「好きな事に没頭」した時、世界は「やさしい世界」になる。イケダハヤト氏は「自分は努力家である」と語る時、私は彼の覚悟に共感する。
「若い世代」以上の方にこそお勧めします。