結婚帝国 (河出文庫) の感想
参照データ
タイトル | 結婚帝国 (河出文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 上野 千鶴子;信田 さよ子 |
販売元 | 河出書房新社 |
JANコード | 9784309410814 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 人文・思想 » 女性学 |
購入者の感想
上野、信田両女史の10年前の対談集であるが二人の鋭い切り口が新鮮である。
結婚と恋愛についてでは結婚は自由からの逃走、恋愛の「愛」という言葉の裏側
には拘束と所有の感覚があると論じてる。
又社会学者の上野氏は結婚はプライドのゲームであるからピア(同輩集団)のな
かで結婚年齢が遅れれば遅れるほど夫に対する要求水準が高くなっていく。「あ
んなところで手を打ったのか」とピアに言われることが屈辱的だと述べている。
そしてDV、虐待を専門にしてる信田氏の「結婚とDVは車の運転と交通事故との
関係に似ている、運転者は男性、違っているのは交通事故は第三者が目撃するが
DVを目撃するのは子供しかいない点である」というフレーズは重いものがある。
結婚と恋愛についてでは結婚は自由からの逃走、恋愛の「愛」という言葉の裏側
には拘束と所有の感覚があると論じてる。
又社会学者の上野氏は結婚はプライドのゲームであるからピア(同輩集団)のな
かで結婚年齢が遅れれば遅れるほど夫に対する要求水準が高くなっていく。「あ
んなところで手を打ったのか」とピアに言われることが屈辱的だと述べている。
そしてDV、虐待を専門にしてる信田氏の「結婚とDVは車の運転と交通事故との
関係に似ている、運転者は男性、違っているのは交通事故は第三者が目撃するが
DVを目撃するのは子供しかいない点である」というフレーズは重いものがある。