科学する麻雀 (講談社現代新書) の感想
参照データ
タイトル | 科学する麻雀 (講談社現代新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | とつげき東北 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061497658 |
カテゴリ | ジャンル別 » 趣味・実用 » ギャンブル » 麻雀 |
購入者の感想
すでにたくさんのレビューがついている本であり、今さら私がどうこう言うべきものでもないと思うが、遅ればせながら初めて読んだので、少しだけ感想を述べたい。
昭和に麻雀を覚えた私は、このゲームを教わった上級者からオカルト的な思考をとことん叩き込まれた。今はツイてるから突っ張るべきだ、牌の流れが悪い降りた方がいい、などなど。私も麻雀とはそういうものだと思い、自分の技を磨いていった。
しかし、それによって勝てたか、と言えば、必ずしもそうとは言い切れない。私自身、後にフリー雀荘などにも入り浸り、ときには小遣いも捻出していたのだから、それなりのレベルではあると思うのだが、トータルすれば、勝ち負けにバラつきがあるのだ。
この原因は何なのか。
ツキや流れの読みは甘いからなのか。
だとすれば、うまくなるにはどうすればいいのか。
長年、ずっとずーっと考えていたところに、この本に出会った。読んで、疑問が見る見るうちに解けた。
そもそも麻雀などという牌遊びに、流れといった人知を越えるものがある、という考え方自体がオカシイのだ。科学的な牌理に基づき、ブレない打ち方をすることによって、闘牌が安定するーー。これこそが勝つために必要なことだと。
考えてみれば、私は、幽霊などについては真っ向否定するリアリストである。しかし、ことギャンブルに限っては、オカルトなどというありもしないものを信じていたのだ。こうした自己矛盾に気付かせてもらえただけでも、読んで良かったと思える一冊だった。
そしてこの本は、読めば必ずうまくなる、そういうすごい本である。
昭和に麻雀を覚えた私は、このゲームを教わった上級者からオカルト的な思考をとことん叩き込まれた。今はツイてるから突っ張るべきだ、牌の流れが悪い降りた方がいい、などなど。私も麻雀とはそういうものだと思い、自分の技を磨いていった。
しかし、それによって勝てたか、と言えば、必ずしもそうとは言い切れない。私自身、後にフリー雀荘などにも入り浸り、ときには小遣いも捻出していたのだから、それなりのレベルではあると思うのだが、トータルすれば、勝ち負けにバラつきがあるのだ。
この原因は何なのか。
ツキや流れの読みは甘いからなのか。
だとすれば、うまくなるにはどうすればいいのか。
長年、ずっとずーっと考えていたところに、この本に出会った。読んで、疑問が見る見るうちに解けた。
そもそも麻雀などという牌遊びに、流れといった人知を越えるものがある、という考え方自体がオカシイのだ。科学的な牌理に基づき、ブレない打ち方をすることによって、闘牌が安定するーー。これこそが勝つために必要なことだと。
考えてみれば、私は、幽霊などについては真っ向否定するリアリストである。しかし、ことギャンブルに限っては、オカルトなどというありもしないものを信じていたのだ。こうした自己矛盾に気付かせてもらえただけでも、読んで良かったと思える一冊だった。
そしてこの本は、読めば必ずうまくなる、そういうすごい本である。
この本に書いてあることは極めて簡単です。可及的速やかに良形でのテンパイをし、先制リーチをかける、これだけ。要するに、当たり前のことしか書いていません。しかし、その当たり前が出来ない人が多すぎるために、作者であるとつげき東北氏はこれを書いたのです。そして、それが出来なかった場合にどうするかもきちんと記されています。ベタオリの仕方、愚形テンパイでリーチをかけるかどうか、先制リーチ出来なかった場合どうするのか。etc、etc。
何よりも、氏自身が強い打ち手であるということです。プロが書く本が売れるのはプロ=強いという認識があるからに他なりません。ただの一般人が麻雀の本を書いても売れませんし、誰も出版してくれません。しかし、既存のプロたちが書いた本の9割5分くらいは読むだけ無駄です。どこを読んでも抽象的で、具体的なアドバイスはほんの少し。はっきり言って話のネタくらいにしかなりません。この本は、麻雀の強い人が「何故自分が強いのか」を、きちんと書いたものなのです。そんな本はこれまで私の知る限り、せいぜい2,3冊しかありません。プロの価値が疑われても仕方ないでしょう。いくつもの団体があり、数多くのプロがいるのに、たった1人の素人に「本来なら自分たちやるべきこと」をほとんどやられてしまっています。間が抜けていると言わざるを得ません。
何よりも、氏自身が強い打ち手であるということです。プロが書く本が売れるのはプロ=強いという認識があるからに他なりません。ただの一般人が麻雀の本を書いても売れませんし、誰も出版してくれません。しかし、既存のプロたちが書いた本の9割5分くらいは読むだけ無駄です。どこを読んでも抽象的で、具体的なアドバイスはほんの少し。はっきり言って話のネタくらいにしかなりません。この本は、麻雀の強い人が「何故自分が強いのか」を、きちんと書いたものなのです。そんな本はこれまで私の知る限り、せいぜい2,3冊しかありません。プロの価値が疑われても仕方ないでしょう。いくつもの団体があり、数多くのプロがいるのに、たった1人の素人に「本来なら自分たちやるべきこと」をほとんどやられてしまっています。間が抜けていると言わざるを得ません。