コミックでわかるアドラー心理学 の感想

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参照データ

タイトルコミックでわかるアドラー心理学
発売日販売日未定
販売元KADOKAWA/中経出版
JANコード9784046010117
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門

購入者の感想

手軽にアドラー心理学の概要が掴めるので良い本だと思います。
他人の行動の理由を考えるとき、
『どこから来た行動なのか』ではなく『どこへ向かおうとしている行動なのか』を分析する心理学というのは確かに一理あると思います。

たとえば、パワハラ上司がいるとして、なぜパワハラをするのかについて……
『過去にパワハラを受けて育ったから』と因果を考えるか
『自分をより良い人間に育てたいと考えているから』と相手の目的を考えるかによって受け止め方が違ってきます。
後者の考え方は非常にポジティブです。

トラウマについても、
アドラーは過去からの因果に否定的なので「トラウマは存在しない」という考え方なのですが、
自分が思うに、トラウマとは経験則から来る恐怖である と考えます。
「過去に3回も失敗して生き恥を晒したけど、4回目もそうとは限らない」
なんて、過去を切り離して未来を見つめただけで、トラウマ(or恐怖)を感じずに行動できる人は、ちょっと別種の人間に感じてしまいます。

もともとポジティブな人であれば、大いに共感できる考えが多いと思います。
ネガティブな人にとっては、こういう考え方もあるんだなぁという参考になるかと。
ちなみに自分は結構ネガティブなので、理解はできてもそのように生きるのは非常に困難に感じました。
アドラーに言わせるとこの発言さえ、できないという言い訳や思い込み……になってしまいますが……。

30分でサラサラ読めて、アドラーの教えがおおまかにわかり、
読み終えたときには勇気りんりん。

自分の中の「トラウマという言い訳」が吹き飛んだ。

幼稚園のとき、大きな犬に飛びかかられてから、わたしは
ずっと犬がこわくて、逃げていた。
この本にも、子ども時代に犬に噛まれたトラウマに
とらわれている大学生が出てくる。

アドラーに言わせれば、あるできごとを
トラウマと意味づけ、
「だからこれは苦手」「ムリ」「できない」と決めこむのは
トラウマを言い訳にしているにすぎない。

できないのではなく、
「やりたくない」「やる気がない」「勇気がない」だけ。
そうやって自分に言い訳を用意して逃げることを
自己欺瞞(自分自身を欺くこと)と呼ぶ。

ぎゃふん。さっそく友人の犬を、両手で胸に抱いてみた。
いきなり唇をペロペロなめられて仲良しに。
長年の犬コワイ病が、うそみたいに消えた。
人間、気の持ちようでどうにでもなるんだ。

もう二度と、トラウマという言葉を口にしない。
ムリ、と言いそうになったら
「やる気がないだけ」と自分に突っ込む。
この2つを心に誓った。

アドラー開運学、と呼びたいほど、前向きに変われる心理学。

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