英文和訳演習 (基礎篇) (駿台受験シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 英文和訳演習 (基礎篇) (駿台受験シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 伊藤 和夫 |
販売元 | 駿台文庫 |
JANコード | 9784796110044 |
カテゴリ | ジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » 英文読解 |
購入者の感想
英文和訳は「この英文に含まれる文法上の注意事項を知っていますか?」という問題である、と喝破している。
和訳問題の採点基準が明瞭に示されており、その失点をどうやったら回避できるのかという解説が充実している点で、他の和訳問題の参考書とは違う際立った特徴がある。
7割がた模範解答と同じ単語が羅列されていたとしても、「この点を誤解している解答は0点」となどと厳しく、その問題を答える際に絶対にいい加減にしてはいけない文法上の急所を指摘している点が高評価である。
英文解釈の参考書で英文の意味の掴み方を一通り勉強した後に、この本で「失点しない書き方」「合否を分ける分水嶺」を演習しておくのが良いと思われる。
問題ごとに重要な点はもちろん違う。「主述関係」や「修飾関係」であることが多いが、「事実」「推測」「仮定」の違いであったりもする。訳文には細かい「助詞」や「活用」としてしか現れないことかもしれない。しかし、合否を分けるのはその見た目は小さいけれども重大で致命的な違いなのだということは一通り知っておかなければならない。本書にはそうしたポイントが一つ一つ丁寧に取り上げられている。
基礎篇であり国立大学志望者は高3の夏までに行い、自分の弱点すなわち自分が理解できていない英文の要点を浮き彫りにしておくと良いと思う。文法・構文の完成、解釈の技術向上に必ず役に立つだろう。
和訳問題の採点基準が明瞭に示されており、その失点をどうやったら回避できるのかという解説が充実している点で、他の和訳問題の参考書とは違う際立った特徴がある。
7割がた模範解答と同じ単語が羅列されていたとしても、「この点を誤解している解答は0点」となどと厳しく、その問題を答える際に絶対にいい加減にしてはいけない文法上の急所を指摘している点が高評価である。
英文解釈の参考書で英文の意味の掴み方を一通り勉強した後に、この本で「失点しない書き方」「合否を分ける分水嶺」を演習しておくのが良いと思われる。
問題ごとに重要な点はもちろん違う。「主述関係」や「修飾関係」であることが多いが、「事実」「推測」「仮定」の違いであったりもする。訳文には細かい「助詞」や「活用」としてしか現れないことかもしれない。しかし、合否を分けるのはその見た目は小さいけれども重大で致命的な違いなのだということは一通り知っておかなければならない。本書にはそうしたポイントが一つ一つ丁寧に取り上げられている。
基礎篇であり国立大学志望者は高3の夏までに行い、自分の弱点すなわち自分が理解できていない英文の要点を浮き彫りにしておくと良いと思う。文法・構文の完成、解釈の技術向上に必ず役に立つだろう。
本書は,英文解釈の学力を体系的網羅的に養うための書物ではなく,「学生諸君が自己の学力を客観的に評価し学習の方向を定める」ためのものである。自分では「出来た」と思って出した英文和訳の答案が,限りなくゼロに近い点数がついて戻ってくるという経験をした,ないしはしている諸君は,本書によって,「どこで,何故,どの程度」点数が消えていくのかを痛い程知ることができる。
本書の採点基準方式はそのまま駿台英語科の採点基準である。東大をはじめ各大学の採点基準が公開されていない現状では断定的な言い方はできないにしても,駿台のこれ迄の実績からして,この採点基準を越える基準で大学入試の採点が行われているとは考え難い。
学習方法としては易から難へと進むやり方がよい。ここでも言えることは,紙と鉛筆を欠いた頭の中だけの作業では効果が期待し得ないということである。
本書の採点基準方式はそのまま駿台英語科の採点基準である。東大をはじめ各大学の採点基準が公開されていない現状では断定的な言い方はできないにしても,駿台のこれ迄の実績からして,この採点基準を越える基準で大学入試の採点が行われているとは考え難い。
学習方法としては易から難へと進むやり方がよい。ここでも言えることは,紙と鉛筆を欠いた頭の中だけの作業では効果が期待し得ないということである。