灘高キムタツの東大英語リスニング (英語の超人になる!アルク学参シリーズ) の感想

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参照データ

タイトル灘高キムタツの東大英語リスニング (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
発売日販売日未定
製作者木村 達哉
販売元アルク
JANコード9784757409460
カテゴリジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » リスニング

購入者の感想

春から東大生ですが、話し半分に読んで下さい。ちなみに現役時代にこの教材をやりこみ+浪人時代はリスニングをほぼやらず、東大二次一週間前にこの教材を引っ張り出してきて、本番では1ミスに抑えました。

まずリスニングの教材としては合格点をあげられます。当たり前だけど重要なこと(音読するとか、設問は先に読んどけとか)をstrategyという形で書いてあり、リスニングを本格的にやるのが初めての人に親切です。ある程度勉強が進んでいる人も確認になるでしょう。また東大リスニングの長さを再現しており、長い英文を聴く体力がつきます。

ただし、問題の作り方が東大の特徴をつかめてない所があって、それは何かというと、国語力を試す入試であるということです。そもそも東大英語は半分くらい英語ではなく国語かなんかの試験、場合によってはクイズなんじゃなかろうかみたいな所があって、ちなみにこれは私だけでなく多くの東大生が口にするのを聞いたことがあるのですが、ともかくそういう傾向がリスニングにもある。

東大リスニングは設問の情報からの推測だけでともすれば半分くらい点がとれてしまうことが多く(命題の理由を聞かれていればその命題は確定情報だとか、対立関係を把握すれば方向がある程度予測できるとか、色々コツはある)、それは何故かというと前述したように国語力で解ける部分が多い、むしろ出題者はそれを望んでいる(はずである)からです。よくリスニングは耳で聴く読解だと言いますが、東大の場合耳で聴く作業よりも読解をする作業をかなり重視しているとも言えると思います。

この教材はこうした傾向を無視、あるいはわかってないため、単なる耳を鍛えるだけの教材になっています。ただ前述したようにこの教材だけでも合格点に届くことは可能です。大層なことを言いましたが、所詮リスニングは耳で聴いてそのままを答える試験ですから。また、国語力、読解力を鍛えるのも東大実戦やオープン+過去問二、三年でやれます。でもそれなら最初から過去問をやればいいような気も…結局、strategyを立ち読みするのが最も賢い使い方かもしれませんね。

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