ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語 (ハヤカワ文庫NF) の感想
参照データ
タイトル | ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語 (ハヤカワ文庫NF) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ヴィトルト リプチンスキ |
販売元 | 早川書房 |
JANコード | 9784150503666 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
建築専門の大学教授が新聞社から頼まれた「この千年で発明された最も優れた道具は何か」というエッセイを書くための取材の過程で発見した、中世から現代までの道具の歴史が軽妙なタッチで綴られている。タイトルから分かるとおり、それは結局ねじとねじ回しであると筆者は結論しているのだが、「この千年で」という条件をクリアするためには、古代ギリシヤやローマの発明であってはならない。それを確かめるための筆者の丹念な調査がスタートするのである。
筆者はこの調査の過程を忠実に再現することで読者の興味をぐんぐんと引き付けている。そしてねじやねじ回しの発明から六分儀の発明、大航海時代への話しはどんどんと発展していく。
ねじとねじ回しがミレニアム最高の発明だという着眼点は面白い!が、そこからの発展性にはやや限界があり、本書も大きなポイントの活字でページ数も少なく、やや読み足りない気がした。
また、図解してもらわないと何を言っているか分からない部分もある。最後に図版は掲載されていたがちょっと物足りませんでした。
筆者はこの調査の過程を忠実に再現することで読者の興味をぐんぐんと引き付けている。そしてねじやねじ回しの発明から六分儀の発明、大航海時代への話しはどんどんと発展していく。
ねじとねじ回しがミレニアム最高の発明だという着眼点は面白い!が、そこからの発展性にはやや限界があり、本書も大きなポイントの活字でページ数も少なく、やや読み足りない気がした。
また、図解してもらわないと何を言っているか分からない部分もある。最後に図版は掲載されていたがちょっと物足りませんでした。