子どもが自立できる教育 (小学館文庫) の感想
参照データ
タイトル | 子どもが自立できる教育 (小学館文庫) |
発売日 | 2013-03-06 |
製作者 | 岡田 尊司 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784094088076 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
小児科医師です。小学校高学年や中学校で不登校になるお子さん達、発達障害と診断が必要なお子さん達、子ども虐待を受けたお子さんと加害側の親御さん達を診て、「医学」が必要となる前になんとかならなかったかなあ・・・と感じる事が多くあります。バランスの取れた「子育て」や「教育」についての知識や実践やそのためのサポートがあれば(もちろんそれだけではありませんが)きっとこんなつらい思いをしなくてすんだのに・・・。自分も子育て中な事もあり、「子育て」「教育」の重要性を感じ、どーしていこう?と模索する日々です。
「子どもが自立できる子育て」については森田ゆりさんや菅原裕子さん等々わかりやすく実用的な本がありますが、学校教育に関しては今ひとつぴんと来るものに出会えませんでした。そんな中のこの本に出会いました。「従来の日本の右へならえの画一的教育システムでは、有能な子どももつぶされてしまうリスクもある。子どもの特性を生かして社会で通用する教育にシステムから転換しよう!」ということを著者の経験、各国の教育方法の比較等を用いて導きだしています。
正直それを実現するために自分が何が出来るのかはわかりませんし、自分の子ども達に日本以外の教育を受けさせる事があまり現実的ではない状況は変りません。しかし、まずは「日本の教育が抱える課題点」について目を向けて、日本人として親として医師として何が出来るかを考えるいいきっかけを与えてもらいました。
「子どもが自立できる子育て」については森田ゆりさんや菅原裕子さん等々わかりやすく実用的な本がありますが、学校教育に関しては今ひとつぴんと来るものに出会えませんでした。そんな中のこの本に出会いました。「従来の日本の右へならえの画一的教育システムでは、有能な子どももつぶされてしまうリスクもある。子どもの特性を生かして社会で通用する教育にシステムから転換しよう!」ということを著者の経験、各国の教育方法の比較等を用いて導きだしています。
正直それを実現するために自分が何が出来るのかはわかりませんし、自分の子ども達に日本以外の教育を受けさせる事があまり現実的ではない状況は変りません。しかし、まずは「日本の教育が抱える課題点」について目を向けて、日本人として親として医師として何が出来るかを考えるいいきっかけを与えてもらいました。