連合艦隊司令長官 山本五十六 [東宝DVDシネマファンクラブ] の感想

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参照データ

タイトル連合艦隊司令長官 山本五十六 [東宝DVDシネマファンクラブ]
発売日2013-08-02
監督丸山誠治
出演三船敏郎
販売元東宝
JANコード4988104078278
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » アクション

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昭和42(1967)年8月公開の岡本喜八監督作品「日本のいちばん長い日」に始まる8・15シリーズの第2作として企画され、大東亜戦争開戦時の連合艦隊司令長官であった山本五十六を、対英米蘭戦には反対しつつも、いざ開戦となれば大胆に戦った人物として描く戦争映画であり伝記映画である。監督はこの後に「日本海大海戦」という傑作をものにする丸山誠治。

山本五十六役の三船敏郎以下、東宝の俳優陣が総出演し、真珠湾攻撃からガダルカナル島の戦いに至る海戦や空戦を「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」などで積み重ねた特撮技術を駆使して描写した。円谷英二特技監督にとっては、これが空中戦を担当した最後の作品となったが、機銃座の窓越しに墜落する敵機を合成するなど新たな撮影手法も試みられている。

真珠湾攻撃などの戦闘シーンは「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」や「太平洋の翼」の流用フィルムを多用している。そのためか、ミッドウェイ海戦に紫電改やP-51が登場しているカットがある(両機ともミッドウェイには参加していない)。また、DVDの解説によれば、特撮に当時の金額で1億円もの巨費を投じているという。また、ミニチュアの軍艦が156隻も制作され、最大のものはアメリカ海軍所属の航空母艦ヨークタウンで、その全長は13メートルもある。終盤に登場する一式陸上攻撃機の模型は精密に再現されており、その精密さは、後にソ連で製作される「北極圏対独海戦1944」に登場するイリューシンIl-4にも引き継がれている。

また、本作は日中国交回復前の中華人民共和国でも公開された。当時の佐藤政権下の日本の「右傾化」を批判するための政治的措置だが、娯楽が制限された文化大革命下の中国の観客に影響を与えた。林彪の長男である林立果は本作に感銘を受け、自ら組織した毛沢東へのクーデター組織を「連合艦隊」と名付けた。

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東宝から発売された三船敏郎が出演の丸山誠治の連合艦隊司令長官 山本五十六 [東宝DVDシネマファンクラブ](JAN:4988104078278)の感想と評価
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