ひとり暮らしな日々。 の感想

　女性が、実家からの仕送りもなく、ひとり暮らしをする心細さが伝わってくる。
私の場合家賃2万円で、仕送りもあったので、節約すればなんとか暮らせた。テレビや冷蔵庫が欲しけりゃ、アルバイトで買ったが、なおこさんの場合アルバイトで食いつないでる。勝手気ままな生活ができるのはよいけど、見知らぬ訪問者にびくつく日々。
ほんとうに大丈夫なの？近所に住んで、そっと見守ってやりたくなる。　がんばれ、がんばれ、なおこ！

たかぎさんの作品が大好きで、これまでの単行本もほとんど持っています。

今回は大体２ページごとずつ、テーマに沿ってひとり暮らしの生活を綴ってあり、
気負いなく読めるほのぼのとした雰囲気は健在です。

ただその各話のオチが、どれも同じようなことを延々繰り返しているように見え
（家族ってありがたいな等）、後半になるに連れデジャヴが増し、だれてくる感じが否めません。
家族団らんシーン等、絵面的にも同じようなのが続くのが…。
また、初めてひとり暮らしをした家でのエピソードと今の家でのエピソードが交錯するので、
ちょっと混乱します。
絵のタッチが新旧で違うので、そこで見分けられるのですが…。

しかし、今までタブーのように触れてこなかった、
たかぎさんの恋愛話が少し出てくるので、私としては非常に興奮しました（笑）。
それだけで買って良かったなと思いましたwww