読むだけですっきりわかる日本地理 (宝島SUGOI文庫) の感想
参照データ
タイトル | 読むだけですっきりわかる日本地理 (宝島SUGOI文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 後藤 武士 |
販売元 | 宝島社 |
JANコード | 9784796670609 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
まず、文章の漢字に“ふりがな”が用いられてる点と、筆者が塾講師であることから、大人が読むには多少抵抗があります。
しかし、逆に言えば話し言葉のようなタッチで書かれているので非常に読みやすいと評価できます。実際、先生が授業を少々脱線した面白い話をしていることを彷彿させるような内容がふんだんに盛り込まれています。
もちろん、基本的な事項には十分に触れており、この一冊で日本地理について無知であることは克服されるでしょう。
筆者の実体験によるエピソードや、地図を用いた親切な説明もあるので、グッと日本が身近に感じられると思います。
しかし、逆に言えば話し言葉のようなタッチで書かれているので非常に読みやすいと評価できます。実際、先生が授業を少々脱線した面白い話をしていることを彷彿させるような内容がふんだんに盛り込まれています。
もちろん、基本的な事項には十分に触れており、この一冊で日本地理について無知であることは克服されるでしょう。
筆者の実体験によるエピソードや、地図を用いた親切な説明もあるので、グッと日本が身近に感じられると思います。
平成24年度から完全実施となる中学校の学習指導要領では、社会科の地理学習の内容が大きく変化する。私のような40代の日本人は中学校の日本地理の授業で各地域ごとの気候や地形、農業や工業などを詳しく教えてもらったが、現在は日本の工業、日本の農業といった感じで、日本全体を総括した内容で教えている。そのために、各地域ごとの地理のとらえが漠然としていて、中学生は北海道の農業と九州の農業の違いなどを把握していないし説明もできない。平成24年度から15年前の教え方が復活し、受験においても各地域ごとの地理の特性の理解が求められるようになる。本書は、各地域の地理の特性が分かりやすくまとめられており、これからの中学生の日本地理の学習に非常に役に立つ良書だと思う。書店で販売されている日本地理の参考書や問題集を見ると、完全に新しい社会科の授業に対応し切れていないものも見られるので、参考書としてお勧めできる。著者は中学生に社会科を教えていた経験があり、たとえ話が面白く読みやすい。来年以降中学校に入学する子どもがいる親は用意した方がいいと思います。