TVアニメーション『蒼き鋼のアルペジオ ―アルス・ノヴァ―』第4巻 [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルTVアニメーション『蒼き鋼のアルペジオ ―アルス・ノヴァ―』第4巻 [Blu-ray]
発売日2014-04-04
監督岸誠二
出演興津和幸
販売元フライングドッグ
JANコード4580325316018
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

第7話「硫黄島」第8話「人形の家」収録の第4巻。
ヒュウガが本格的に登場し、原作どおりに大暴走。いっぽう群像と再会したタカオが乙女っぷりを炸裂させる。メンタルモデルがどんどん人間くさくなっていく中で、イオナだけが相変わらずお人形さん状態。
ところが、群像をタカオに取られそうな?雰囲気の中で、イオナの表情が徐々に女の子らしくなっていく。
人間クルーと過ごした2年間、イオナはほとんど変化がなかった。それは群像に横恋慕する存在がなかったからだ。人間関係とは、まさに人と人との相互関係の中で育まれるというメッセージが隠れている。無風状態では、何も進歩がないということだ。
そして第8話、今度はコンゴウが変化を遂げる。やはり相互にかかわりあうことで、彼女も急激に変化する。ただし、嫉妬と僻みの中で、悪い方へ行ってしまう。
メンタルモデルの急激な成長、変化を鮮やかに描く第4巻。このパートがあってこそ、群像のためにその身を捧ぐイオナやタカオがあるのであり、もっと高いレベルへと進化する彼女たちの姿が強烈な説得力で見る者に迫るのである。
いっぽうで、艦長の千早群像の内面の奥深さもよくわかる。すべてが、この次の第5巻へ、そして最終6巻へとなだれ込む伏線となっている。
つくづく完成度の高い作品だと思う。

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