Reflection の感想

Ｌ.Ａ.出身のマルチ・プレヤー、シンガー・ソングライター、ケブ・モの１３枚目のアルバム。

ロバート・ジョンソンとオーバー・ラップさせ語られる点、トレード・マークになった感のある
ドブロ・ギター、２作目のアルバムから ケブ・モ ってやや取っ付き難い名前に改めたこと等、
ディープなブルーズ・メンと言うイメージが強いのか、日本ではマニアックな位置付けのような・・?!

裏面に「今は無き偉大な父へ捧ぐ」と記された１９８０年のアルバムからしてビル・チャンプリンが
クレジットされてるＡＯＲ寄りのポップなソウル・ミュージックでデビューしているのだけれども・・

「 リフレクション 」意味深なタイトルの新作、上記商品の説明にもあるように錚々たるミュージシャンの
プレイも音楽に芳醇なグルーヴを加味していて聴き所なんだけれど、ノーザン・ソウルとセンスの良い
スムース・ジャズにスパイスとしてファンク、イメージや見かけと対峙する一面、ジョハリの４つの窓を
全部曝け出したかのようなケブ・モ本来の音楽性、アダルト・コンテンポラリーな音楽満載の
スタイリッシュな作品に仕上がっている。

真夏の午後、涼しくした部屋で、アイス・コーヒーでも飲みながらゆったり聴きたいハイセンスな音楽。

Ｔ−６、イーグルスのカバー「 呪われた夜 」、デイヴ・コーズのアルト・サックスをフィーチャーし
洗練されたスムースタイプの別物仕上げＡＯＲバージョン。Ｔ−５、ケヴィン・ソーのＲ＆Ｂ、
デュエットでインディア・アリーが華を添える。　

全１２曲　約５２分　残り１０曲は共作ながらケャヴィン・モーァのオリジナル。

Deemoというリズムゲームアプリに収録されている「mirror night」という曲がとても気に入りました。
本来は「Reflection/鏡夜」という曲名らしく戸惑いましたが、視聴したら同じ曲だとすぐわかりました。
美しいメロディラインでとても耳に残ります。