戦場の円舞曲 の感想

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参照データ

タイトル戦場の円舞曲
発売日2014-11-20
販売元アイディアファクトリー
機種PlayStation Vita
JANコード4995857093564
カテゴリ機種別 » PS Vita » ゲームソフト » アドベンチャー

購入者の感想

初めてレビューを書きます。不慣れではありますが、すごく好きな作品なので、精一杯語らせていただきます。ネタばれは一応考慮したつもりですが、やんわりと本編の内容に触れています。またプリアサとの比較も多いので、ご注意ください。

ここ最近はこのメーカーさんの作品は声優さんとイラストとブランド名に頼りすぎじゃないのか、というようなものが多く、この作品は少し様子見してました。そして1カ月ほど経ち、ネットの評価をみると、シナリオも音楽もイラストも良いとのことで、思い切って通常版を中古で購入しました。コンプした今は、限定版を購入し、特典を探し求め、FDを熱望する日々です(笑)

私はプリアサがすごく好きだったので、このゲームが発売するのは正直複雑でした。プリアサスタッフならプリアサFD作ってくれよ、なんで新作出すの…と、あまり戦ワルには期待してなかったので、すごくうれしい誤算でした。
むしろ、あまり期待していなかったためのこのハマり具合なのかもしれませんが、プレイしてから毎日戦ワルのことを考えてました。

イラストも声も音楽もシステムも評判通り素晴らしかったのですが、一番私が良かったと思うのはやっぱりシナリオのまとまりです。
共通ルートが長い、と仰る方もいらっしゃいましたが、わたしは全く気になりませんでした。
どのキャラの個別に入るのにも必要な要素がちりばめられてましたし、世界観を把握するためには必要な過程であったと思います。
他のゲームでは好感度上げるために無意味な交流とかシーンがあったりしますが、戦ワルではそういったものがあまりなく、個別ルートへと繋がる布石だったと感じました。
恋の過程もどのキャラも丁寧に描かれていて、なぜいきなりくっついたの?!ということもなく、お互い惹かれていくかんじが伝わってきて、個別に入ってからはキャラとの関係を少しずつ深めながらEDへと進んでいく流れも自然でした。
プリアサでは問題解決せずにEDになったり真相EDでも謎が残ったままとなっていましたが、戦ワルは全然そんなことありませんでした。
また、プリアサスタッフの最大の腕の見せ所といっても過言ではない、脇役キャラ達の魅力も十分発揮されていました。

共通ルートがかなり長いです。あまり起伏なく進んでいくので、退屈に感じました。
ヴィルヘルムの出番が少ないのも原因でしょうか。設定上仕方ないのでしょうが、剣の精霊という立ち位置が勿体ない。

個別に入ってからは話が動いて面白くなっていきますが、「すごく面白い!」と感じるほどではありませんでした。
個別ルートはキャラによって話が全く異なって来るので、そこはよかったです。
しかしあまり面白くないルートも正直ありました。展開がありがちで…。

「……っ」多用が気になります。他のキャラは声優さんが演技してくれるのでまだしも、声のない主人公の台詞に「……っ」が多く使われるので、気になって仕方ないです。
文章の癖はかなり強いと思います。

話は、つまらないというわけではなかったのですが、飛びぬけて面白いとも思えなかったです。
ボリュームはあります。しかしここまで長くする必要があったのか(特に共通ルート)は疑問。
絵・音楽は文句なしによかったです。

フルコンプしたのでレビューを書き足しました。
まず特徴であるシステムのクロニクルはプレイ中のルートや選んだ選択肢や回収したフラグがわかり、さらにクロニクルからシナリオをスタートできるという大変な優れもの。
これはとても重宝しました。

共通ルートは5章までとかなり長くて、私はゆっくりプレイしたため6時間くらいかかりました。
冒頭の大きな事件以降はとくに目立つ出来事もなく進みます。
魔剣の持ち主になった主人公が悩んだり環境に慣れるための描写が続くので、話の吸引力は弱いかもしれません。
けれどフェイスモーションのある立ち絵やスチルや背景が美しいし、サブキャラの多さや声優陣の豪華な顔ぶれもあるのでまったり楽しめます。
文章は3点リーダーの多用などやや癖もありますが、非常に滑らかで読みやすいかなと。
この共通ルートを丁寧と感じるか冗長と思うかはプレイヤーの好みで分かれそうです。
またゲームの売りでもあるクロニクルはタイトル場面でしかフラグの様子がわからないので、私は気付いたら共通BADEDに直行でした(笑)
でもクロニクルでBADのフラグをオフにすればすぐにやり直せるので便利です。
しかもBADでもおまけを見るためのポイントが稼げて嬉しいというなかなか上手い作りです。

6章から個別ルートに入ると各キャラ独自の話がぐっと動き、意外な事実や謎めいた展開があり楽しめました。
先が読めてしまうこともあるのですが、それでもハラハラして早く読み進めたくなります。
むしろわざと先を少し読めるようにしてある印象でした。
共通がまったりだったせいか、美しいスチルがどんどん出てくるとテンションが上がります。
スチルは差分なしでひとり17枚前後です。
恋愛描写はこのライターの得意とするところなのでしょうか、言葉選びが上手く何とも言えない繊細で空気感のある表現がとても良いです。
攻略制限は3人にありますが、シナリオの流れを考えるとこれは仕方ないかなと。
ただヴィルヘルムのルートが開くのは5人攻略して更に魔剣の書を読んでからなので、彼目当てのプレイヤーには長い道のりです。

1周目6時間〜以上途中寝落ちしてしまったので目安程度で
とりあえず文章は「!」「!?」「?」の多様が多いです。

共通シナリオは平たんな感じで盛り上がりが感じられずキャラクターが多いので
キャラ紹介が長く続く感じです
(公式サイトに掲載されていないキャラクター凄いたくさんいます)

※個人的にサブキャラ・モブキャラも全員立ち絵有りなのは評価してます。
オトメイト作品によっては公式に掲載されていないキャラ以外はどんな重要ポジでも立ち絵無とかあるんで・・

シナリオ面でのプリンセスアーサーと酷似した点が結構気になります。(個人的に)

システム面もプリアサと同じです。改良された感じでしょうか
おまけ要素も同じです。プリアサのように攻略後貯めたポイントでラフ絵等を解放できます
(今回マップ画面で誰もいないところ選択してポイント獲得はできないっぽいです)

プリアサと違うのはクロニクル(シナリオフローチャート選択)モードで
シナリオを選ぶだけではなくそこまで回収したフラグ・好感度をオン・オフにできるようになりました。
なのできちんと、すべての好感度・フラグを全部回収していれば
エンディング回収
別キャラルート回収 楽にできます。
ただ回収していないと、回収したもののオン・オフのみなので回収しそこねた部分をやり直す必要があります。

キャラクター好感度に関しては愛キャッチが目に見えますが
キャラクター攻略フラグ・バッドエンドフラグに関しては愛キャッチがありません。
どっちを選んでも最初の文が少し違うだけで大差ないなぁと思って進めてたらバッドルートでした。
ハッピーエンドにはバッドフラグ0、キャラ好感度・フラグ全部成立が条件なので難しいかもしれません。
(キャラ好感度・フラグ全部成立させた状態でクロニクルでエンディング分岐直前選んでバッドフラグをオフにすれば
バッドフラグ立ててしまいながら進めててもハッピーエンドに行けます。)

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