実戦的スタディ集 (チェス・クラシックス 2) の感想

この本は終盤におけるスタディなので作局であるが全く人工的なものを感じさせない美しいものである。

さらに終盤に使うアイデアやテクニックが存分に凝縮されていて駒を実際に動かして確かめていくうちに

いきなり同じようには無理だし全く同じ局面にはならないけれど実戦での応用の仕方が少しずつ出来るようになった。

答えを最初から見ながらでも充分にそのテクニックを知らず知らずのうちにアイデアとして体に染み付いていく感じだ。

まずこの類の本が日本には存在しなかったしすばらしい良本であるとお勧めしたい。

チェックメイトの技法（訳　水野優氏）に比べれば地味ではあるけれども、強くなるにはどうしても必ず必要となる知識。

その奥深さをご堪能していただきたい。どちらも持っていない方には両方セットにしてお勧めしたい。

チェスの土台が偏らずベースが広くなりいろんな局面で対応できるようになることでしょう。

必ず持っていて良い本である。私は☆を２０つけて評価したい。

改めてこのような良書を安価で提供していただいた水野優氏に感謝の意を表明したい。