チェックメイトの技法 (チェス・クラシックス 1) の感想

1版のレビューが2版には反映されないようなので、
こちらにも同じ文面を書いておきます。

チェックメイトについて学ぶなら現状この本が一番いいです。
恐らくこれからもずっと一番であり続けることでしょう。

内容は基本的なメイトパターンを実戦例を交えて解説したものに
なっており、初心者から読むことが出来ます。
私はチェスサークルではこの本を使って初心者さんにチェスを教えていました。
チェックメイトの本なだけあって派手な手順も多く、読んでて飽きさせないのが
いいですね。メイトパターンは基本中の基本、攻めを締めくくる非常に重要な
ステップですし、少なくとも一度は全てのチェスプレーヤーが
しっかり取り組んでみるべき分野だと思います。

メイト問題はレート1500オーバーならしっかり取り組めば全問正解できるような、
「例を学ぶ→問題を解いて身につける」のステップをしっかり踏める
難易度になっています。いくつかとても難しい問題もあり、
考える楽しみを与えてくれます。
この本からさらにメイトを深めたいというのであれば、
John Nunnの『1001 Deadly Checkmate』や
Fred Reinfeldの『1001 Brilliant Ways to Checkmate』がいいでしょう。

まだ一度もメイトパターンを学んだことがないのなら、この本を使って
学んでみることを勧めます。