異世界転生騒動記〈3〉 の感想

なろう連載本編の方の12月22日分に本作加筆部分のウラカが登場し、今後本編でも
出てくるのならと予習の意味で購入してみました。
無料で楽しませてもらってきて、一冊くらいは本の形で購入しとくのも悪くない気もしますし。
内容は書下ろし部分の分量が多く挿絵もあり新鮮で楽しかったです。

本作では海賊相手に艦隊を率いて大活躍している彼女、読む前は内陸国が本拠地の
主人公バルドの活躍の本筋にはあんまり影響ないだろうし読まないでもいいかな、と
思っていたのですが、どうなるんですかね？
今後も活躍の場が用意されてるといいのだけど。

小説になろうに投稿されているものに加えて、大量の追加エピソードがあります。
物語の後半に起こる海戦は全てが書き下ろしですね。
書籍化されるとベタ移植というか、文章の簡単な手直ししかしない作者も多い中、これだけの追加エピソードがあるのは素直に驚きです。
値段分以上の価値があると言ってもいいかと。
WEB版を読んでいた人でも、十分に楽しめる内容になっています。

個人的に残念だったのは、女海賊のウラカがこの巻だけのゲスト出演だけで終わりそうだということでしょうか。
是非ヒロインに入って欲しかったです。