自宅で大往生 (中公新書ラクレ) の感想
参照データ
タイトル | 自宅で大往生 (中公新書ラクレ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 中村 伸一 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121503527 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
熱意ある先生がいるからできること…では、ないものを感じます。
何十年にもわたり、地域の人たちが、どんな風に生きたいか、そのために必要な施設を作り上げてきたことが伝わってきて、胸が熱くなりました。箱ものではなく、しっかり使われている保健医療福祉施設。こういった社会的な施設作りの話と、いい人生だったと言って自宅で亡くなられた住民さんのお話が、バランス良く書かれていて、心をほかほかさせながら、読むことができました。
書かれていることが、名田庄村に沿って、進めていた地域医療であればこそ、であり、地域ごとに、きっとあったものがあるはず、と書かれていることも、あの先生がいるから出来たんだよね、で終わらせてはいけない問題であることを語っていると思います。
個人的に、ご縁あって、合併した先の、隣町の住民さんと話したことがありますが、その方が、おっしゃった言葉が、またよみがえってきました。「名田庄さんは、何かを作るときには、作る前からみんなが集まって話し合って決めている。自分たちの町もそうしたい。」ずっと前から、そうしてきた文化と、その文化の中で作ってきた施設と、医療スタッフの方々、そして住民さんたち、みんなの力で自宅で大往生できる環境がここにあること、それは、どの地域にも広めていける可能性があることが、よくわかり、心温まる1冊です。
何十年にもわたり、地域の人たちが、どんな風に生きたいか、そのために必要な施設を作り上げてきたことが伝わってきて、胸が熱くなりました。箱ものではなく、しっかり使われている保健医療福祉施設。こういった社会的な施設作りの話と、いい人生だったと言って自宅で亡くなられた住民さんのお話が、バランス良く書かれていて、心をほかほかさせながら、読むことができました。
書かれていることが、名田庄村に沿って、進めていた地域医療であればこそ、であり、地域ごとに、きっとあったものがあるはず、と書かれていることも、あの先生がいるから出来たんだよね、で終わらせてはいけない問題であることを語っていると思います。
個人的に、ご縁あって、合併した先の、隣町の住民さんと話したことがありますが、その方が、おっしゃった言葉が、またよみがえってきました。「名田庄さんは、何かを作るときには、作る前からみんなが集まって話し合って決めている。自分たちの町もそうしたい。」ずっと前から、そうしてきた文化と、その文化の中で作ってきた施設と、医療スタッフの方々、そして住民さんたち、みんなの力で自宅で大往生できる環境がここにあること、それは、どの地域にも広めていける可能性があることが、よくわかり、心温まる1冊です。