カフェと日本人 (講談社現代新書) の感想
参照データ
タイトル | カフェと日本人 (講談社現代新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高井 尚之 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062882873 |
カテゴリ | ジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » クッキング・レシピ » 飲み物 |
購入者の感想
この本の内容を一行で書くと、「日本におけるカフェ文化の歴史と現状」とでもなるのでしょうか。固有名詞が頻出し、○○○○年に何が起きた、という記述もかなり出て来るので見方によっては「雑学本」ともなります。
スターバックスの成功の秘密をさぐる一方、コーヒーが日本に伝来したといわれる1700年頃だということや、日本で初めてコーヒーを飲んだという記録は大田南畝によるもので1804年頃の本に出てくるそうです。
特に明治以降カフェや喫茶店は日本独自の変容と発展を遂げながら、現在の「コンビニコーヒー」の時代に至るまでが丹念に描かれています。
業態の変遷や、地方に存在する伝統ある喫茶店の紹介にもかなりのページをさいているのも叙述に拡がりをもたらしています。もちろん著者の出身地である名古屋と岐阜のモーニング文化のことも触れられています。
よくある「雑学本」を越えた内容となっているのは、著者自らの体験が至るところで生きているので魅力ある内容となったのでしょう。
スターバックスの成功の秘密をさぐる一方、コーヒーが日本に伝来したといわれる1700年頃だということや、日本で初めてコーヒーを飲んだという記録は大田南畝によるもので1804年頃の本に出てくるそうです。
特に明治以降カフェや喫茶店は日本独自の変容と発展を遂げながら、現在の「コンビニコーヒー」の時代に至るまでが丹念に描かれています。
業態の変遷や、地方に存在する伝統ある喫茶店の紹介にもかなりのページをさいているのも叙述に拡がりをもたらしています。もちろん著者の出身地である名古屋と岐阜のモーニング文化のことも触れられています。
よくある「雑学本」を越えた内容となっているのは、著者自らの体験が至るところで生きているので魅力ある内容となったのでしょう。