英語教師のための文法指導デザイン の感想
参照データ
タイトル | 英語教師のための文法指導デザイン |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 田中 武夫 |
販売元 | 大修館書店 |
JANコード | 9784469245882 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
腰帯にはこうあります。
「文法指導で何をどのような順序で教えたらいいか?指導方法にはどのようなバリエーションがあるか?コミュニケーションの中でどう文法指導をするか?英語教師の尽きぬ悩みに具体例とともにお答えします。」
250頁程の概説書で、「尽きぬ悩み」に答えてもらえるなら、安い買い物だろうと思って、ポチッてみたのでありました。
「はじめに」を読んでみて、趣旨には大きく頷くものです。
「実際の授業で行われている文法指導に目を向けてみると、文法の形式しか説明されず、どのような場面でその文法が使われるのか生徒はわからないまま進められる授業があったり、コミュニケーションでのやりとりが重視されるあまり、生徒の誤った表現は置き去りにされたまま進められる授業があったりします。」
さらには、想定されている読者も、
「文法指導が苦手だと感じている教師、文法指導をもっと深めたい、知的好奇心をくすぐるような指導を行ってみたい、スムーズに指導を行いたいと思っている教師、文法指導のイメージがまだできていない教師を目指す学生の方に、是非とも読んでいただき、文法指導はなんだか面白そう、奥が深いな、自分だったらここを工夫してみたいと思っていただきながら、本書を読んでもらいたいと思います。」
と現実的で良心的であることもよく分かります。
第1章、第2章と「目的論」や「教材研究」の視座が説かれていて、経験の浅い教師や教師志望の学生に配慮した内容になっています。第3章では、目の前の生徒に応じた指導について言及されていたり、「文法の知識と技能は異なる」「理解と表現の2つの処理がある」と重要な観点も押さえてあります。
ベテランの著者、編集者が関わっていることを伺わせる内容です。
にもかかわらず、第4章の「文法指導のステップについて考える」を読んでいて、誇張ではなく、「目が点」になったのでした。
4.3. (2) 意味的な練習で形式と意味を結びつける (pp. 126-128)
小見出しの「意味的な練習」という日本語に「?」も浮かびました (meaningful drills;
「文法指導で何をどのような順序で教えたらいいか?指導方法にはどのようなバリエーションがあるか?コミュニケーションの中でどう文法指導をするか?英語教師の尽きぬ悩みに具体例とともにお答えします。」
250頁程の概説書で、「尽きぬ悩み」に答えてもらえるなら、安い買い物だろうと思って、ポチッてみたのでありました。
「はじめに」を読んでみて、趣旨には大きく頷くものです。
「実際の授業で行われている文法指導に目を向けてみると、文法の形式しか説明されず、どのような場面でその文法が使われるのか生徒はわからないまま進められる授業があったり、コミュニケーションでのやりとりが重視されるあまり、生徒の誤った表現は置き去りにされたまま進められる授業があったりします。」
さらには、想定されている読者も、
「文法指導が苦手だと感じている教師、文法指導をもっと深めたい、知的好奇心をくすぐるような指導を行ってみたい、スムーズに指導を行いたいと思っている教師、文法指導のイメージがまだできていない教師を目指す学生の方に、是非とも読んでいただき、文法指導はなんだか面白そう、奥が深いな、自分だったらここを工夫してみたいと思っていただきながら、本書を読んでもらいたいと思います。」
と現実的で良心的であることもよく分かります。
第1章、第2章と「目的論」や「教材研究」の視座が説かれていて、経験の浅い教師や教師志望の学生に配慮した内容になっています。第3章では、目の前の生徒に応じた指導について言及されていたり、「文法の知識と技能は異なる」「理解と表現の2つの処理がある」と重要な観点も押さえてあります。
ベテランの著者、編集者が関わっていることを伺わせる内容です。
にもかかわらず、第4章の「文法指導のステップについて考える」を読んでいて、誇張ではなく、「目が点」になったのでした。
4.3. (2) 意味的な練習で形式と意味を結びつける (pp. 126-128)
小見出しの「意味的な練習」という日本語に「?」も浮かびました (meaningful drills;