別冊 週刊大衆シリーズ あの80年代アイドルは今! 101人大捜査 (別冊 週刊大衆シリーズ(vol.1)) の感想

週間大衆はそれ程購入して見るというより、床屋さん等で読む位でしたから、こんな記事が掲載されていたとは。
内部事情が良く判りました。

週刊大衆のイメージと言えば、エロ、ゴシップ、ヤクザ…。そして、古いラーメン屋等々。

本誌の表紙はご覧の通り。皆様がイメージされるのは、ミリオンや大洋等々の様なモノかと思います。

しかしながら、週刊大衆の創刊は昭和33年、そのキャリアはダテでは無いお値段なりには読み応えが有る一冊かと思います。

＊松野有里巳＊宍戸留実＊三東ルシア＊アコ（アパッチ）＊美加まどか＊畑中葉子＊叶麗子＊立見里歌（おニャン子）＊デビル雅美＊やや＊牧野千代子＊菊池えり

以上の方々に現在のお姿と共に、きちんと取材インタビューされております。

芸能記者座談会、懐かしTV等々は在り来たり成れど、（おニャン子54人の今）（80年代アイドル勝手にランキング）（紅白一発屋列伝）（ブレーメン大島のアイドル追っかけ一代記）等々、程好くユルく浅く楽しめます。

何ゆえ楽しめるのか？と、申しますと、芸能界と言えば百鬼夜行の世界…。かつてのAV女優が今だにソープ嬢、とか読みますと胸に切ない風が通り過ぎたりしますが、ネガティブな話はその辺りまで。

もっと寒々しい話は山程有るハズなのに、あえて抑えている様なのですね。かつ、自己主張までしています。

《オレ達はご覧の通り、ゲスの集まりよ。だがな、人として最低の心は忘れちゃいないぜ！》

編集部のそんな声が聞こえて来そうな気がする意外な拾い物かと思います。

まだ続刊されるようです。その精神を持ち続けて頂きたい、と思うのですが、大丈夫かなぁ…。

最後まで目を通して下さり、ありがとうございました。