マドンナ古文 パワーアップ版: 別冊 「識別&訳し分け」早わかりチャートつき (大学受験超基礎シリーズ) の感想

まず初心者には厳しい。
初心者でも取っ付きやすいという記載があるがある程度の古典文法の知識を頭に入れておかないと読み進めていくうえで困難が生じる。
しかも古文参考書では珍しい横書きスタイルであり違和感がある。
敬語は初歩的なもののみ取り上げられており別に参考書で対策しなければならない。

ちなみに、良い点は改訂に伴ってカラーのページが多くレイアウトがよくなった点。

初学者がやりだしたら確実に混乱する本です。

基礎の基礎はできてることがこの本の前提（なのにそのことが明記してない）

この本は助動詞の訳し分けに主眼を置いており、某巨大掲示板では好き嫌いが分かれる書籍として昔から有名。

内容は旧版とほとんど変わっていません。イラストが変わっただけ。

敬語の部分は相変わらず貧弱な解説です。

絶版ですが「荻野の古文レッスン（東進ブックス）」のほうが、この書籍よりも明らかに良書です。

荻野の古文レッスンは縦書きで著者の昔の写真なども載っておらず、内容も良かっただけになぜ絶版なのか理解できない。荻野の古文レッスンをやることを前提にするならこの本はまあまあ使えるかも。

以上が私が☆を一つにした理由です。

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