仕事に役立つ経営学 (日経文庫) の感想
参照データ
タイトル | 仕事に役立つ経営学 (日経文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 日本経済新聞社 |
販売元 | 日本経済新聞出版社 |
JANコード | 9784532113148 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 |
購入者の感想
経営「学」は仕事に役立つか。
『ストーリーとしての経営戦略』の楠木先生は、著書で「学者の理屈で説明がつくのは、せいぜい2割。8割方は理屈では説明できないことに決まっている。しかし、2割は何らかの理屈で動いている。」という。
なるほどそう思う。
本書は、この2割を学ぶ入り口として格好の素材。
特に、三品先生と楠木先生のテーマ。
三品先生は、「事業立地」。
分かりやすく言うと、「誰を相手に何を売りものにするか」。
ポーターは「事業立地」を定めた後の駆け引きに興味があり、「事業立地」を足早に通過したが、三品先生はこれを生業として研究をしている。
「事業立地」が悪い場合、M&Aによって売却することが考えられるが、三品先生は「社会全体からみれば真の解決策ではない」ため、「事業立地を絞る」と同時に「事業立地を微妙にずらす」戦略を説いている。
極めて実践的な戦略ではないだろうか。
興味がある方は、三品先生のブックガイドに掲載されている彼の著書を読んでみてはいかがだろか。
楠木先生は、「戦略」。
『ストーリーとしての経営戦略』の要約版といった内容。
読んでいない方は、まず本書を一読することをお薦めする。
その他、「会計」の加賀谷先生や「財務(ファイナンス)」の中野先生など気鋭の学者によるガイドもある。
経営に関与する方が経営「学」を学んで損をすることはない。
初めの一歩として最もお薦めできる一冊。
『ストーリーとしての経営戦略』の楠木先生は、著書で「学者の理屈で説明がつくのは、せいぜい2割。8割方は理屈では説明できないことに決まっている。しかし、2割は何らかの理屈で動いている。」という。
なるほどそう思う。
本書は、この2割を学ぶ入り口として格好の素材。
特に、三品先生と楠木先生のテーマ。
三品先生は、「事業立地」。
分かりやすく言うと、「誰を相手に何を売りものにするか」。
ポーターは「事業立地」を定めた後の駆け引きに興味があり、「事業立地」を足早に通過したが、三品先生はこれを生業として研究をしている。
「事業立地」が悪い場合、M&Aによって売却することが考えられるが、三品先生は「社会全体からみれば真の解決策ではない」ため、「事業立地を絞る」と同時に「事業立地を微妙にずらす」戦略を説いている。
極めて実践的な戦略ではないだろうか。
興味がある方は、三品先生のブックガイドに掲載されている彼の著書を読んでみてはいかがだろか。
楠木先生は、「戦略」。
『ストーリーとしての経営戦略』の要約版といった内容。
読んでいない方は、まず本書を一読することをお薦めする。
その他、「会計」の加賀谷先生や「財務(ファイナンス)」の中野先生など気鋭の学者によるガイドもある。
経営に関与する方が経営「学」を学んで損をすることはない。
初めの一歩として最もお薦めできる一冊。
経営学全体を概観する参考書として有益です。
各章の末尾に、より詳しい学習のための推薦図書が挙げられているのが大変便利です。
各章の末尾に、より詳しい学習のための推薦図書が挙げられているのが大変便利です。