偽物語(上) (講談社BOX) の感想

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参照データ

タイトル偽物語(上) (講談社BOX)
発売日販売日未定
製作者西尾 維新
販売元講談社
JANコード9784062836791
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

もともと会話主体の作品で、キャラクター達の掛け合いは本シリーズの持ち味でもあるですが、
それにしてもこの偽物語に関しては、無理やり引き延ばしている感が否めません。

本作は300ページ強ありますが、実のところ200ページ近くまでがずっと雑談です。

化物語、傷物語に比べて、この偽物語はずいぶん完成度が低いと思うのですが、
レビューの評価が思ったほど落ちていないのが不思議です。

とはいえ、作者自身は完結させたはずの作品の続きを無理に書かされているわけですから、
このような言い方は酷かもしれませんが……

『化物語』,『傷物語』につづくシリーズの3作目で書きおろし作品.
主人公の妹たちの物語で,時系列としては過去作よりあとになります.

とはいうものの,語り部も兼ねた主人公は全編を通じて出ていますし,
前半は,代わる代わる登場する過去作のヒロインらとのやり取りが中心.
そして,半分を過ぎるころにようやく『本編』がはじまるという展開です.

ただその前半,おなじみのにぎやかさはいつものように楽しいものの,
ほとんど本編には関係なく,『新たな物語』という点では物足りません.
後半は後半でバトルにほとんどが割かれ,ほかの気になる場面はあっさり.
『偽物』と絡めた展開はよかったのですが,もう少しバランスがよければ….

お得意の掛け合いも,さすがにシリーズ当初ほどのインパクトはなくなり,
ギャグやツッコミ,エッチな場面など,ワンパターン化は否めないところで,
お得意の小ネタもマニアックになって,ピンとこないものがいくつかあります.

完結したはずの物語の続編で,ファンとしては歓迎すべきなのでしょうが,
登場人物に喋らせていた「アニメ化されるから続編云々…」というセリフが,
自虐のジョークとわかっていても,読了後にはなんとも皮肉に感じられます….

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