空港をゆく (イカロス・ムック) の感想

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タイトル空港をゆく (イカロス・ムック)
発売日販売日未定
販売元イカロス出版
JANコード9784863207912
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購入者の感想

この本は日本の地方空港ファンにはたまりませんね。
川沿いの富山空港や島を空港にしてしまった大村空港(長崎空港)など、建設過程が面白いです。
ところどころにある番外編記事(羽田京急vsモノレール、廃空港の現状、空港システム、働くクルマ、
東日本大震災時の状況、案内サインの変遷、パタパタ表示器、事件簿、成田空港問題etc)がまた
読み応えありますね。

ただ、肝心の空港紹介(10空港)については、空港建設の土木技術にやや偏った編集な印象があ
ります(そもそもそういう本なんでしょうけど)。
国・地方自治体の空港行政の本質や、各地方空港建設に関連する政治問題(大問題となった静岡
空港など)にも言及するともっと厚みのある面白い本になった気がします。
いろんな意味で、国土交通省を敵に回すような記事は書きにくいんでしょうかね?
続編の「空港をゆく2」もチラ見してみましたが、視点はそれほど「空港をゆく」と変わりませんね。

埋め立てなど大掛かりな土木工事で空港を作る話をメインに、荷物の積み込み場所の話とか、ターミナルビルの案内看板の話、挙句の果てには成田闘争まで、ここまで旅を感じさせない開き直りぶりに感心しました。
まさにイカロス出版の「ゆく」シリーズの王道を行くものです。
というように、旅客目線では全く楽しめません(笑)が、そんなのは本屋にぎっしりと並んでいるガイドブックに任せればいいのです。
空港が出来るまでの、そして、縁の下を支える泥臭い視点に感動です。
もったいないのは、東日本大震災の時に仙台空港で何があったのかをまとめた記事。2ページに押し込められているのですが、もっと膨らませて欲しかったです。

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