MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2015年3月号 の感想

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参照データ

タイトルMILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2015年3月号
発売日2015-01-21
販売元イカロス出版
JANコード4910184410358
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » 趣味・その他 » ミリタリー

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第一特集は日本海軍が主力艦上攻撃機として使用した「九七艦攻」とその後継機種である「天山」。
1930年代に航空母艦に搭載する航空装備はめまぐるしく発展していく。「ゼロ戦」の圧倒的知名度に隠れているが、本機「九七艦攻」もまた傑作機のひとつで、開戦時には世界でも最優秀の攻撃機だったのではないか(なにせイギリス海軍は鈍足の複葉機ソードフィッシュが現役だったくらいですし)。
本誌得意の展開で開発経緯・メカニック・性能詳細・戦歴・関係者/有名搭乗員・他国装備との比較などなどぎっちりと紹介されていく。
「天山」という後継機を得るものの「九七艦攻」は開戦から「南太平洋海戦」まで日本海軍機動部隊の主力攻撃機として活躍。その後も退役したわけではなく、「天山」配備後も搭乗員から天山より好まれたという理由(夜間雷撃等)、海上護衛総隊に配備され船団護衛にあたって護衛空母上での運用なども興味深かった。
今回驚いたのは「九七艦攻」と「天山」の生産機数がそれほど変わらなかったということ。登場のタイミングによって戦果がここまで異なったものかと思う。
また記事の最後に「九七艦攻」「天山」それぞれの最後の出撃行(特攻ではなく)も紹介され、少々感傷的になる。

第二特集はドイツ軍の二号戦車。
二号戦車といえばなによりもタミヤの1/35スケールモデルの箱絵が思い浮かぶくらい好きな車両のひとつ。
ドイツ装甲車両の例にもれず、幾度ものマイナーバージョンアップと車体を利用したさまざまなバリエーション(マルダー、ヴェスペなど)が開発されるが、バリエーションと配備された部隊でのさまざまなカラーリングなどには毎度のことながらワクワクする。(パンテルをゲルググとして逆算すると2号戦車はザクIになってしまうが、支援の対戦車部隊などでも活躍したところを見ると、もう少し活用されたイメージかな・・・)。
後期に登場するL型ルクスなど駆動輪/転輪の設計がパンテル並みに複雑で、前線での整備性が気になったり、主砲装備は2号戦車のほうが優秀らしいが、車両としては日本陸軍の95式軽戦車と同等いった話など、読みどころが多い。

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