それいけズッコケ三人組 (ポプラ社文庫―ズッコケ文庫) の感想

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参照データ

タイトルそれいけズッコケ三人組 (ポプラ社文庫―ズッコケ文庫)
発売日販売日未定
製作者那須 正幹
販売元ポプラ社
JANコード9784591010136
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

購入者の感想

有名なシリーズですが、「ズッコケ」というタイトルと、表紙の絵がちょっと古くさい(失礼)ことから、あまり興味がなかった作品でした。でも内容は意外と現代の子供達にも共通するものがあるようです。

本を読むのが嫌いだった小学四年生の我が子が「面白い」を連呼し、「一日で読み切るのはもったいないから」と読書スピードをセーブまでした一冊でした。内容は30ページ程度の短編5作からなっており、これも読みやすさの一因のようです。

「本当は三国志を読ませたい」「隣の○○ちゃんはハリーポッターみたいな分厚い本を月に何冊も読んでる」「国語の点数がいつも悪い」そう思って、子供に半ば無理矢理読ませそうになるのが親心。でも子供が本嫌いになっちゃ元も子もありません。まずは子供が「これなら読みたい」「これなら読めそう」って本でなくちゃ。

1ページの文字量・文字間隔も適度で、ふり仮名もふってあり、挿絵もチョコチョコ入っており、本が苦手な子がまず感じる「文字文字文字文字!プレッシャー」が非常に少なく読みやすい。ストーリーも子供の頃、誰もが思ったであろう、感じたであろう、憧れたであろう共感できる部分がたくさんあります。「冒険」的な要素が多く、日本版の「トムソーヤ」といえるかも。特に男の子には面白い作品。良作です。

この本を買い与えた後、すぐに第二作目の「ぼくらはズッコケ探偵団」をせがまれ、こちらは一時間もかからないうちに読破してしまい、とても驚いた記憶があります。

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