ボクのArduino工作ノート の感想

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参照データ

タイトルボクのArduino工作ノート
発売日2013-08-01
製作者鈴木 哲哉
販売元ラトルズ
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » コンピュータ・IT » パソコン・周辺機器 » 自作パソコン

購入者の感想

 よくあるLEDピコピコとかボタン認識などを終えた方が次にどうしようか、と思った時に読む参考書だと思いました。
 内容は、全体で何かのテーマに向かって…と言うのではなく、何かしらのセンサー、デバイスを使うための個々のテクニックを解説してあり、ハンドブック的な使い方となるでしょう。そこは「ノート」なので、一通り目を通したら、あとは必要な時に必要な部分だけ参照する内容になっています。

 まずは、表示系(LCD,7セグ、マトリクスLED)シールドから始まって、次に保存デバイス(MicroSDカード)、そして温湿度測定、超音波センサ距離測定、などの基本的なセンサーものについて製作例を示し、そのインターフェイスやプログラミングについて具体的・丁寧に解説してあります。流行りのカラーセンサー、加速度センサー、人体検知の焦電センサー、などが押さえてあり、またちょっと珍しい12v昇圧シールドや心拍計などの製作例があります。部分を突き詰めるとそれほど特殊な製作例は少ないのですが、センサーとプログラムの解説の具体性に「なるほど」と思うことしきりです。
 個々の製作は比較的安価に済むのですが、何だかプリント基板の開発例なんぞも含んでいるので、個人的にはちょっと全部を真似ることはできません、シールドを作らずとも、ブレッドボードでも試すことはできそうです。
 巻末の方に、Arduino互換機の製作例がかなりのページ数を割いて載っていますが、まあ、この本を買う人は既にArduinoを持っているいわけで、やや冗長かな。
 時々入るコラムがArduinoや製作に関する薀蓄を語り、これはこれでなかなか面白い。

 全体的に「オッサレ〜」な装丁で、全頁カラー、写真も充実と、一般の技術解説書とは一線を画しています。でも個々の記述は漏れなく無駄なくよく練り上げられて理解しやすい。休眠しているArduinoで、も少し何か作ってみたいなと後押ししてくれます。学校の教材としてこんな本があったら生徒たちの興味を深めるのに役立つでしょう。

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