総合スーパーの興亡 の感想
参照データ
タイトル | 総合スーパーの興亡 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 三品 和広 |
販売元 | 東洋経済新報社 |
JANコード | 9784492556894 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 産業研究 » サービス・小売 » 小売 |
購入者の感想
■三品氏が教える神戸大学のゼミ生に「ダイエーはなぜつぶれたか?」というテーマを与えて、まとめさせたのがこの本。
比較した総合スーパーは「ダイエー」、「イトーヨーカ堂」、「ジャスコ」
事業の成否は「立地」「構え」※を世の中の状況(マクロ)に適正に合わせるビジネス展開にかかっているという著者の持論の正しさが立証されるのか?
※ちなみに著者の言う「立地とは→誰をあいてに何を売るか」、「構えとは→どのようにビジネスを営むのか」ということ。
■ゼミ生さんたちが調査により導き出した結論
「つぶれた理由は適正にビジネス展開できる人材を適正に活用できなかったから」となっている。
中内氏は貧しい家庭に育ち、太平洋戦争で物量に勝る米国相手に飢えにくるしみながら戦った、地獄のような兵役経験があり、豊かな国「米国」への憧れとコンプレックスがある。
米国視察で総合スーパーに日本の消費の未来を見て、拡大路線を突っ走り、人に任せることをせず、時代の変化についていけず、衰退の道をたどった。ということ。
■ゼミ生の皆さんの「事業の成功要因」の仮説と調査結果
1)店長の力量→適正な評価項目を網羅したチェックシートと聞き込み調査を行ったが店舗の成功と店長の力量に相関関係はなかった。
2)立地→駅近、郊外など地図に店舗をプロットし、リアリティある調査をおこなったが相関関係はなかった。
3)安さ→価格と各店の繁盛度合には相関関係はなかった。
4−1)出店計画1→特定地域の競合店比較を行った場合、新しい店が古い店に必ず勝つ(他社の競合店が近くにない場合は、同一事業者で比較)
4−2)出店計画2→全国展開※とドミナント展開※、どちらが有利ということはない。それぞれの戦い方の法則があり、その法則に沿った戦略をとった事業者が勝。
※全国展開の場合→新しい店舗が勝という法則があるので、スクラップビルド型で展開していくとよい。ジャスコがこの戦略で新店舗はショッピングセンターに業態転換し、事業を拡大。
吸収合併による拡大は「新しい」店舗を増やすことにはならないことに注意!、ダイエーの衰退は吸収合併戦略にあった
比較した総合スーパーは「ダイエー」、「イトーヨーカ堂」、「ジャスコ」
事業の成否は「立地」「構え」※を世の中の状況(マクロ)に適正に合わせるビジネス展開にかかっているという著者の持論の正しさが立証されるのか?
※ちなみに著者の言う「立地とは→誰をあいてに何を売るか」、「構えとは→どのようにビジネスを営むのか」ということ。
■ゼミ生さんたちが調査により導き出した結論
「つぶれた理由は適正にビジネス展開できる人材を適正に活用できなかったから」となっている。
中内氏は貧しい家庭に育ち、太平洋戦争で物量に勝る米国相手に飢えにくるしみながら戦った、地獄のような兵役経験があり、豊かな国「米国」への憧れとコンプレックスがある。
米国視察で総合スーパーに日本の消費の未来を見て、拡大路線を突っ走り、人に任せることをせず、時代の変化についていけず、衰退の道をたどった。ということ。
■ゼミ生の皆さんの「事業の成功要因」の仮説と調査結果
1)店長の力量→適正な評価項目を網羅したチェックシートと聞き込み調査を行ったが店舗の成功と店長の力量に相関関係はなかった。
2)立地→駅近、郊外など地図に店舗をプロットし、リアリティある調査をおこなったが相関関係はなかった。
3)安さ→価格と各店の繁盛度合には相関関係はなかった。
4−1)出店計画1→特定地域の競合店比較を行った場合、新しい店が古い店に必ず勝つ(他社の競合店が近くにない場合は、同一事業者で比較)
4−2)出店計画2→全国展開※とドミナント展開※、どちらが有利ということはない。それぞれの戦い方の法則があり、その法則に沿った戦略をとった事業者が勝。
※全国展開の場合→新しい店舗が勝という法則があるので、スクラップビルド型で展開していくとよい。ジャスコがこの戦略で新店舗はショッピングセンターに業態転換し、事業を拡大。
吸収合併による拡大は「新しい」店舗を増やすことにはならないことに注意!、ダイエーの衰退は吸収合併戦略にあった