中学受験 注目校の素顔 豊島岡女子学園中学校・高等学校 (学校研究シリーズ 6) の感想
参照データ
タイトル | 中学受験 注目校の素顔 豊島岡女子学園中学校・高等学校 (学校研究シリーズ 6) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | おおた としまさ 著 |
販売元 | ダイヤモンド社 |
JANコード | 9784478046456 |
カテゴリ | ジャンル別 » 教育・学参・受験 » 小学教科書・参考書 » 中学受験入試問題集 |
購入者の感想
豊島岡は中学受験界では躍進目覚ましい進学校のイメージが強いですが、本書では、120年前の創立者たちの思いや苦労、受け継いだ人々が努力を重ねて学校を少しずつ進化させてきた歴史が描かれています。
本校のOGでもある校長先生のお話では、どんな教育を目指しているか、生徒たちに伝えたいことは何か、などが分かりやすく語られています。一人の女性として、いろんな転機を経てきた人生の先輩でもあるせいか、高い目標を掲げて一直線、ではなく、肩肘はらず、自分らしく、柔軟に生きる力をつけてほしいという言葉に、娘を持つ親として共感を覚えました。
数学や理科の授業の様子(先生と生徒のやりとりが楽しい)、ふだんの授業やテストをはじめ、大学入試対策や教養を深めるための特別講座などのカリキュラム、全員参加の部活の風景、生徒さんへのインタビューなども載っています。
印象深かったのは、名物の「運針」の話。毎朝5分間、生徒たちは無心に縫っていきます。毎日コツコツと、他人と比べるのでなく、昨日の自分を1ミリでも超えるように。そして毎回最後には糸をすっと抜いてしまうのだそうです。どんなにがんばっても形には残らない、形に残すことが目的ではない。「大切なものは自分の中にしか残らない」。いい言葉だと思いました。
進学校として知られるようになっても、学校の教育を体現したこういった伝統を守り続けているのは素敵だなと思いました。
この本は受験を考えている人にも、入学が決まった人にもおすすめします。学校説明会だけでは分からない、たくさんの魅力が伝わってきます。
本校のOGでもある校長先生のお話では、どんな教育を目指しているか、生徒たちに伝えたいことは何か、などが分かりやすく語られています。一人の女性として、いろんな転機を経てきた人生の先輩でもあるせいか、高い目標を掲げて一直線、ではなく、肩肘はらず、自分らしく、柔軟に生きる力をつけてほしいという言葉に、娘を持つ親として共感を覚えました。
数学や理科の授業の様子(先生と生徒のやりとりが楽しい)、ふだんの授業やテストをはじめ、大学入試対策や教養を深めるための特別講座などのカリキュラム、全員参加の部活の風景、生徒さんへのインタビューなども載っています。
印象深かったのは、名物の「運針」の話。毎朝5分間、生徒たちは無心に縫っていきます。毎日コツコツと、他人と比べるのでなく、昨日の自分を1ミリでも超えるように。そして毎回最後には糸をすっと抜いてしまうのだそうです。どんなにがんばっても形には残らない、形に残すことが目的ではない。「大切なものは自分の中にしか残らない」。いい言葉だと思いました。
進学校として知られるようになっても、学校の教育を体現したこういった伝統を守り続けているのは素敵だなと思いました。
この本は受験を考えている人にも、入学が決まった人にもおすすめします。学校説明会だけでは分からない、たくさんの魅力が伝わってきます。