0歳からの口腔育成 の感想
参照データ
タイトル | 0歳からの口腔育成 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 日本口腔育成学会 編 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784120045486 |
カテゴリ | 医学・薬学・看護学・歯科学 » 歯科学 » 臨床歯科学 » 小児歯科学 |
購入者の感想
歯医者の仕事は削ることではなく、如何にしたらむし歯にならないようにできるのか、・・・そのように日夜腐心しているひとにとっては、とても話がよくまとまっている。
簡単に語られているが、語られている内容は、そのへんの歯の本とは違って、全てが学問的証拠に依ったものとなっている。だから、大学の教授が監修を引き受けているのだろう。
この手の本は、いわゆる俗論、筆者の主観、歯医者の思い込み、あのえらいひとはこういっている、・・・そんなレベルで言われていることが多い。これは日本の歯科がそもそもEBD(医学的根拠に基づいた治療)となっていないから、このようなことが平気でまかり通っている。
たとえば指シャブリ・・「1歳までにやめさせましょう」とか書いてある本が有るとします。でもぜんぜんそうじゃない本もあるのです。じつは小児科、小児歯科、精神科、それぞれに違うことを言っています。でもそれぞれの観点からの言い分をきちんと書けば良いんですよ。この本にはそれが書いてあります。
表題を「予防」とせずに、「口腔育成」としたことも深い。予防は何の為にするのか、それはより良い健康な人生のためであり、それを子供にプレゼントするためにある。だからむし歯が無くても口腔容積が小さくて歯が並ばない子供(とても多い)を早くからトレーニングで予防してあげることなどはとても大切。それは歯医者の仕事です。
この本を読むお母様がたは、この本を良く理解して、ぜひお子様に実践してあげてもらいたいです。前述しましたが、歯に関しては、大手の新聞にすら俗論、人によって正反対のことがよく書かれている。それは日本の学会が、なかなか統一したガイドラインを出しにくい体質だからだろうと思われる。そのことによる不利益を患者は被っていると思います。
この本はその意味で、小児歯科と矯正歯科の学会の重鎮が監修したということに深い意義がある。いい加減なことは書いていない、と思えば、安心して心して頭に入れられると思います。
簡単に語られているが、語られている内容は、そのへんの歯の本とは違って、全てが学問的証拠に依ったものとなっている。だから、大学の教授が監修を引き受けているのだろう。
この手の本は、いわゆる俗論、筆者の主観、歯医者の思い込み、あのえらいひとはこういっている、・・・そんなレベルで言われていることが多い。これは日本の歯科がそもそもEBD(医学的根拠に基づいた治療)となっていないから、このようなことが平気でまかり通っている。
たとえば指シャブリ・・「1歳までにやめさせましょう」とか書いてある本が有るとします。でもぜんぜんそうじゃない本もあるのです。じつは小児科、小児歯科、精神科、それぞれに違うことを言っています。でもそれぞれの観点からの言い分をきちんと書けば良いんですよ。この本にはそれが書いてあります。
表題を「予防」とせずに、「口腔育成」としたことも深い。予防は何の為にするのか、それはより良い健康な人生のためであり、それを子供にプレゼントするためにある。だからむし歯が無くても口腔容積が小さくて歯が並ばない子供(とても多い)を早くからトレーニングで予防してあげることなどはとても大切。それは歯医者の仕事です。
この本を読むお母様がたは、この本を良く理解して、ぜひお子様に実践してあげてもらいたいです。前述しましたが、歯に関しては、大手の新聞にすら俗論、人によって正反対のことがよく書かれている。それは日本の学会が、なかなか統一したガイドラインを出しにくい体質だからだろうと思われる。そのことによる不利益を患者は被っていると思います。
この本はその意味で、小児歯科と矯正歯科の学会の重鎮が監修したということに深い意義がある。いい加減なことは書いていない、と思えば、安心して心して頭に入れられると思います。