額田王の童謡―萬葉集九番歌考 の感想
参照データ
タイトル | 額田王の童謡―萬葉集九番歌考 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小川 秀之 |
販売元 | 風詠社 |
JANコード | 9784434193439 |
カテゴリ | 古典 » 日本の古典 » 古代・中世文学 » 万葉集 |
購入者の感想
万葉集九番歌は大伴家持などにより作られた、中国の廻文詩が形式の予言詩である。この九番歌の漢字25字を5x5字に配列すると、神亀図を含んだ五行図となり、この五行図を考察することにより、額田王の誕生年月日や死亡年月日などがわりだされる。五行図の考察からでは、額田王の生れた年は634年で、死亡した年は706年と考えられる。これらの年の算出方法は既存のあいまいな推定方法よりはるかに確実性があると思える。またこの九番歌にふくまれる7世紀8世紀の諸天皇たちをめぐる朝廷の政変を額田王が予言したとされる数々予言歌と五行図などの考察から、聖武天皇の即位に反対したために処刑された柿本人麻呂の真実の姿や称徳天皇の死亡による古代母系制の解体など真実があらわれてくる。この九番歌は奥深い秘密をこめた、いわばダビンチコードを詩にこめというべきものである。この万葉集九番歌の研究は前人未踏の領域に踏み込んだものであり、万葉集九番歌歌に興味のある方にとって必読の書と思われ、こんご万葉集九番歌を研究する人々にとって、この本の内容を避けて通るべきできないと考えられる。
このレヴィユーは著者によるものなので、星による評価は一応3にしております。
このレヴィユーは著者によるものなので、星による評価は一応3にしております。