ヴェルディ:椿姫(日本語字幕) [Blu-ray] の感想

このBlu-rayは ArtHaus Musik社から2008年に発売されたLa Traviata (Ws Sub) [Blu-ray] [Import]の廉価版です。同社のオペラBlu-rayの販売促進のため、他の26作品から70分以上に及ぶハイライト集もボーナスとして収録されています。
　1994年にコヴェント・ガーデンでヴィオレッタ役に抜擢されて以来ヴェルディ:歌劇《椿姫》 [DVD]、『椿姫』はゲオルギューの名を世に知らしめた作品ですが、このBlu-rayに収録されている2007年のミラノ・スカラ座での公演も期待を裏切りません。指揮はベテランのマゼール、アルフレード役は若手のラモン・ヴァルガス。97年の公演と比べると容姿の華やかさや声の若々しさよりも、演技力の円熟と深い感情表現に満ちた歌唱力が光ります。
　画質は1080i FULL HD、音質もPCM Stereo，dts-HD，Master Audio 7.1の3種類から選択できます。しかも日本語の字幕付きです。Blu-rayで初めてオペラを楽しむために最適の1枚だと思います。