インフェルノ (上) (海外文学) の感想
参照データ
タイトル | インフェルノ (上) (海外文学) |
発売日 | 2013-11-28 |
製作者 | ダン・ブラウン |
販売元 | 角川書店 |
JANコード | 9784041105931 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
購入者の感想
さすがによくできています
解説にもありますが、
やけにあっさりしているなと、今回はわかりやすいなと、
そう思って読んでいると、後半で、そういうこと・・・
とうならせる展開が待っています
失礼を承知で言えば、どんでん返しを売りにしている
多作な有名作家さんとは、格が違う出来です
人類が直面している本当に大きな問題が提起され、
ダンテの神曲というまさに古典の世界を大きな手掛かりに、
表と裏の大いなる力を持つ機関とラングトン教授らの追いつ追われつの物語が
歴史ある街並みの中を、まるでインディジョーンズ現代版のように
駆け抜ける描写が展開します
買って読んで後悔することはないでしょう
下記ネタバレ含む
大問題だと思っていた人口爆発の恐怖
それが、僕個人が思っていただけではない
とてつもなく大きな課題だということがしっかり提示されていて本当にうれしく思いました
偽善ではなく、真剣に、”人口の抑制”の必要を考える、きっかけになる作品です
難癖をつけるとすれば、
財力も影響力も持つベルトランが、研究が終わる前にあえてエリザベスと対峙して
自身が追われるような状況をつくりだしてから、
大機構のような組織に頼って研究開発を行ったという設定は納得がいきません
極めて有能な化学者が自身の研究が危うくなるようなことをするはずがありません
シエナが超天才であるという設定は良しとして
家庭環境と才能に恵まれたそんな人間が、そんなにナイーブか?
ベルトランのつくりだしたものの恐ろしさをさんざん煽っておきながら
クライマックスで、恐ろしいけど、そういう恐ろしさね・・・・というような拍子抜け感もあります
が、そんなことをいいだしたらエンターテイメント作品は書けませんしね
・
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人類を滅亡から救うために、無作為にいまの人口の半分を殺すボタンを押せるか?
解説にもありますが、
やけにあっさりしているなと、今回はわかりやすいなと、
そう思って読んでいると、後半で、そういうこと・・・
とうならせる展開が待っています
失礼を承知で言えば、どんでん返しを売りにしている
多作な有名作家さんとは、格が違う出来です
人類が直面している本当に大きな問題が提起され、
ダンテの神曲というまさに古典の世界を大きな手掛かりに、
表と裏の大いなる力を持つ機関とラングトン教授らの追いつ追われつの物語が
歴史ある街並みの中を、まるでインディジョーンズ現代版のように
駆け抜ける描写が展開します
買って読んで後悔することはないでしょう
下記ネタバレ含む
大問題だと思っていた人口爆発の恐怖
それが、僕個人が思っていただけではない
とてつもなく大きな課題だということがしっかり提示されていて本当にうれしく思いました
偽善ではなく、真剣に、”人口の抑制”の必要を考える、きっかけになる作品です
難癖をつけるとすれば、
財力も影響力も持つベルトランが、研究が終わる前にあえてエリザベスと対峙して
自身が追われるような状況をつくりだしてから、
大機構のような組織に頼って研究開発を行ったという設定は納得がいきません
極めて有能な化学者が自身の研究が危うくなるようなことをするはずがありません
シエナが超天才であるという設定は良しとして
家庭環境と才能に恵まれたそんな人間が、そんなにナイーブか?
ベルトランのつくりだしたものの恐ろしさをさんざん煽っておきながら
クライマックスで、恐ろしいけど、そういう恐ろしさね・・・・というような拍子抜け感もあります
が、そんなことをいいだしたらエンターテイメント作品は書けませんしね
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人類を滅亡から救うために、無作為にいまの人口の半分を殺すボタンを押せるか?