フレンチ・ヴァイオリン・ソナタ集 の感想
参照データ
タイトル | フレンチ・ヴァイオリン・ソナタ集 |
発売日 | 2008-11-19 |
アーティスト | 五嶋みどり |
販売元 | SMJ(SME)(M) |
JANコード | 4547366040364 |
Disc 1 : | ヴァイオリン・ソナタ 第1楽章 アレグロ・コン・フォーコ ヴァイオリン・ソナタ 第2楽章 インテルメッツォ:非常に遅く穏やかに ヴァイオリン・ソナタ 第3楽章 プレスト・トラジーコ(非常に速く、悲劇的に) ヴァイオリン・ソナタ ト短調 第1楽章 アレグロ・ヴィーヴォ ヴァイオリン・ソナタ ト短調 第2楽章 間奏曲:幻想的に軽やかに ヴァイオリン・ソナタ ト短調 第3楽章 フィナーレ:非常に生き生きと ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 作品75 第1部 アレグロ・アジタート-アダージョ ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 作品75 第2部 アレグレット・モデラート-アレグロ・モルト |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 室内楽・器楽曲 |
購入者の感想
見事なヴァイオリン。ピアノも素晴らしい。
五嶋みどりの音楽は豊かで厚みがあるのに、透明感を失わない。時には鋭利な刃物のように切り込み、また内側にひっそりと入り込んで行くような奥行きを音の間の静けさで表現する。端正な佇まいながら自在な音楽に完全に魅了された。
プーランクでの静と動の見事な対比。音楽の展開が緊張感と深みを持って豊かに表現されている。
ドビュッシーはコントラストの強さと表現の幅をギリギリの所まで持っていき、音楽に幅と緊張感が増した分、曲の自然な流れと膨らみを失っているようにも思える。
サン・サーンスでは、音楽の流れの中を軽さとスピード感そして溢れんばかりの色彩感を持って自由自在に泳ぎ回る。最後のクライマックスでの白熱した演奏は圧巻。そのテクニックに唖然とするばかりである。
五嶋みどりの音楽は豊かで厚みがあるのに、透明感を失わない。時には鋭利な刃物のように切り込み、また内側にひっそりと入り込んで行くような奥行きを音の間の静けさで表現する。端正な佇まいながら自在な音楽に完全に魅了された。
プーランクでの静と動の見事な対比。音楽の展開が緊張感と深みを持って豊かに表現されている。
ドビュッシーはコントラストの強さと表現の幅をギリギリの所まで持っていき、音楽に幅と緊張感が増した分、曲の自然な流れと膨らみを失っているようにも思える。
サン・サーンスでは、音楽の流れの中を軽さとスピード感そして溢れんばかりの色彩感を持って自由自在に泳ぎ回る。最後のクライマックスでの白熱した演奏は圧巻。そのテクニックに唖然とするばかりである。