The Complete Sherlock Holmes (Classics Fiction) の感想

　David TimsonによるSherlock Holmes作品の全ての朗読と、おまけとして、60番目のＣＤに
David Timson自身の作である短篇新作一つ（Doyleのものではない）が収録されております。

　長編は４枚から５枚のＣＤにまとめて収録されています。ＣＤの枚数を
少なくするため、短篇はＣＤの途中から始まったり、次のＣＤにまたがったりしているものが
多くあります。200ページ程度の冊子に、各々の作品の背景、執筆の動機、状況、
また多少あらすじにも触れる解説がのっています。

　60枚のＣＤ（各々が内容記載の紙ケースに収納）と冊子を含めると
かなりの重量になります。それらが大きな厚紙の外函に入れられております。
　もし誤って落下させますと、函の角がつぶれたり、また、函全体が上部から圧迫されると、
函のふた部分が函の底部分にめり込み、函の角が裂けてしまう可能性があります。
　要するに、運搬や取り扱いには注意（配慮）を要するという意味です。

　私自身は、この全集が存在することを知らず、
最初、部分的に（バラで）購入してしまい、今回、買い替えです。
（重複したＣＤが一部まだ残っていますが…）

　１０年かかって完成した（朗読）全集だそうですが、
ゆっくりと楽しみたいと思います。作品自体や、朗読の素晴らしさについては
省略させていただきます。

　
　

　

　

　

　
　

　

　1126ページの全集を持っていますが、その内容がそのまま６０枚のCDにDavid Timsonという人の朗読で入っています。ただし読まれている順番は、全集ではAdventures of の最初はA Scandal of Bohemia ですが、CDでは、Speckled Bandが最初にでてきました。また、Adventures of の場合２４話が１８枚のCDに入っています。朗読時間は全部で72時間57分です。CDは１枚ずつ内容が書かれた紙のケースに入っています。あらすじなどが書かれた小冊子がはいり、全体が固い紙の箱に入っています。
　私はヒアリングは苦手で、聞き取れるかどうか不安でしたが、非常に分かりやすいと思いました。グレナダテレビのシリーズに出てくるワトソン博士を思わせるような声と、ところどころにちりばめられたバイオリンの音色に魅せられました。