Sherlock Holmes and the Sport of Kings (Oxford Bookworms Library, Stage 1) の感想

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英国南西部ダートムアの厩舎から人気の高い五歳馬シルバー・ブレイズがレースの直前に連れ出され、調教師が死体となって発見されました。馬主と地方警察はホームズに助けを求めます。ホームズは田舎で人気競走馬を隠しとおせるはずはないとして直ちには出動しませんでしたが、２日目にようやみこしを上げます。現地では、馬の失踪前夜に厩舎にあらわれた不審な男が容疑者としてすでに拘束されていましたが、被疑者は容疑を否認し、馬の所在は不明のままです。ホームズは殺人現場を入念に検証し、たちまち事件の真相を見抜きました。

本書は、『シャーロック・ホームズの回想』所載の 「シルバー・ブレイズ」のリトールド版です。英語のレベルは一番やさしいステージ１（４００語）。本書によれば、the sport of kings とは競馬のことです。ドイルの原文は、それほど難しい言いまわしはありませんが、やはり古めかしい表現がたくさんあります。本書はやさしい現代英語で書かれていますから、すらすら読みすすむことができます。