コンバット! DVDコレクション 【創刊号】 2014年 11/0号 [分冊百科] の感想

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けして大袈裟でなく、今でも私の永遠のヒーローはサンダース軍曹であり、Vic Morrow、其の人なのです。

当時は米国TVドラマが全盛で『COMBAT!』の前後に『THE RAT PATROL』や『The Gallant Men』も
好きで観ていましたが、其れぞれに良い所はあっても私にとって『COMBAT!』は特別な存在です。
人間臭く、皮肉屋で、ひとたび窮地に立つと危険を顧みず銃火に身を屈めて駆け回る。
けして挫けない、けして諦めない、子供の頃の私は何時も心を躍らせ観ていたものです。

後に再放送を観る機会が有り、それなりに歳を重ねた私は子供の頃に観た単なる格好良さだけでなく
中間管理職的な悲哀や人間ドラマとしての秀逸さに気付き、此の作品に対して、より一層思い入れが
強くなりました。

勿論、もう一人の主人公、ヘンリー少尉を始めとするキング中隊第2小隊の仲間も皆魅力的。
又、敵役のドイツ兵を同じ血の通った人間として描写している点も他の戦争を扱ったドラマと
異なります。

幾つかの名作と呼ばれる放送回も含めて、しかもしかもオリジナルの声優陣による吹き替えとなれば
購入するのに何の躊躇が入りましょう。

今はただDVD化してくれた事にひたすら感謝して、約二年間、全巻無事にリリースされる事を願うばかりです。