「謎」の進学校 麻布の教え (集英社新書) の感想

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参照データ

タイトル「謎」の進学校 麻布の教え (集英社新書)
発売日2014-10-17
製作者神田 憲行
販売元集英社
JANコード9784087207583
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

購入者の感想

麻布って、ただの自由な進学校だと思ってましたが、素晴らしい先生に支えられてる学校なんだと感じました。
校風は、合う合わないがありますが、自分の子供が行きたいと言ったら行かせてあげたい(入る学力があるかは置いておいて・笑)
5月の文化祭に行こうと考えています。

息子が数年前に卒業しました。ことさら持ち上げることなく、等身大の麻布が描かれていると思いました。良く取材してあり良心的だと思います。好き嫌いの分かれる学校だと思いますが、「お前はどうなんだ?」と常に自らと生徒に問いつづけるこの学校の教育は、保身を図りがちな今の時代にあって、とても貴重に感じられます。受験を考えておられる方ばかりでなく、読んで色々考えることが出来る本だと思います。

進学校の話題が上がる場合,何も知らない人は
「生徒は勉強ばかりしていてひ弱」だとか,「勉強以外のことはろくに知らない」
というようなことを口にします.
東大を目指すために無茶をする漫画やドラマの影響かもしれません.
そういう学校が存在することは確かですが,そのような学校ばかりではありません.

本書では漫画やドラマに出てくるような進学一本の学校とは全く異なる,
東京の学校を取り上げています.
新制高校になってから一度も東大合格者数ベスト10から落ちたことがないと
いう進学実績を誇ることは知られていますが,学校はそのことを売りにして
いません.むしろ,東大に入るためだけに中高一貫の6年間を過ごすのは
バカバカしいとまで言い切っています.

それではこの学校では,いったいどういう教育がなされているのでしょうか.
前半を読むと生徒のあまりの脱線ぶりに唖然とするかもしれません.
取材した著者も度々呆れています.
ところが後半へ進むにつれ,生徒一人一人にきちんと居場所のある暖かい
学校を支えていくのだという,先生方の親身の努力が伝わってきます.
校長先生が退職の際に在校生に贈った言葉は,ここの在校生でなくても
心に響くのではないでしょうか.

お子さんの進路について考えている保護者や,学校の先生方に特に
読んでいただきたい本です.子供たちにとって理想の教育とは何か,
考えるきっかけになると思います.

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集英社から発売された神田 憲行の「謎」の進学校 麻布の教え (集英社新書)(JAN:9784087207583)の感想と評価
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