シャーマンキングFLOWERS 1 (ヤングジャンプコミックス) の感想

「これ以上ない最高の終わり方だったのに、なんで続編？」という思いはあるのですが、読んでみたら面白かったのでレビュー。

昔から存在していたハオの直系子孫を名のる裏麻倉家が、葉とアンナの子供、花に戦いを挑んでくるというストーリー。「じゃあなんでハオは裏麻倉家に転生しなかったのよ？」と全力で突っ込むこと必死の後付設定です。

いざとなれば花の側には神クラスのシャーマンに加えて、作中最強のおじさんがついてますから「花が負ける」というのは展開的にも無理があり、どちらかといえば主人公は裏麻倉の二人の姉弟かもしれません。彼らからみれば正統な麻倉の血を受け継ぎ、周りを優秀なシャーマンで囲まれている花は「なんでも持っている」存在なわけで（友達いねぇのは一緒だが）、対してこっちは姉弟の２人だけ（しかも２人して厨二病w）。自分たちが弱いことは本人たちが分かってるみたいなので、それでもなぜ戦い続けるのか、その戦いの中で何を見つけていくのか楽しみですね。
個人的にはお姉さんが使う媒介のステッキのおかげで完全に魔法少女☆だったり、まんまビグザムのO・Sが出てきたので、楽しく読めました。このあたりは武井先生の味がきちんと出ています。

最後に、ジャンプさんへ。復活させたんだから打ち切りせずにユンボルともども最終回までやってくださいね。