物語 ドイツの歴史―ドイツ的とはなにか (中公新書) の感想
参照データ
タイトル | 物語 ドイツの歴史―ドイツ的とはなにか (中公新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 阿部 謹也 |
販売元 | 中央公論社 |
JANコード | 9784121014207 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 世界史 » ヨーロッパ史 » ヨーロッパ史一般 |
購入者の感想
一冊の新書に「ドイツ史」を盛り込むのは大変な作業だったかと拝察いたします。
とはいえ、神聖ローマ帝国の誕生からはじめて、次第にオーストリア(エステルライヒ)、ベーメン以外の現ドイツ地域に話題が限定していくので、後半はプロイセン中心の歴史になっていて先ずは上手くまとまった体裁になっています。
しかしながら、『物語ドイツの歴史』というタイトルの割には、歴史物語的な面白さに欠ける本だと言わざるを得ません。やはり、ドイツ圏ないしドイツ民族のように文化史的にも民族的にも重要かつ変遷に富む対象を扱うのは、「物語アイスランドの歴史」や「物語カタルーニャの歴史」の様に容易には参りません。
ここは矢張り「物語バイエルンの歴史」、「物語プロイセンの歴史」、「物語オーストリアの歴史」、等々、地域別に分冊で執筆して頂きたかったと存知ます。
とはいえ、神聖ローマ帝国の誕生からはじめて、次第にオーストリア(エステルライヒ)、ベーメン以外の現ドイツ地域に話題が限定していくので、後半はプロイセン中心の歴史になっていて先ずは上手くまとまった体裁になっています。
しかしながら、『物語ドイツの歴史』というタイトルの割には、歴史物語的な面白さに欠ける本だと言わざるを得ません。やはり、ドイツ圏ないしドイツ民族のように文化史的にも民族的にも重要かつ変遷に富む対象を扱うのは、「物語アイスランドの歴史」や「物語カタルーニャの歴史」の様に容易には参りません。
ここは矢張り「物語バイエルンの歴史」、「物語プロイセンの歴史」、「物語オーストリアの歴史」、等々、地域別に分冊で執筆して頂きたかったと存知ます。